「ロッキーの罪」生きててよかった Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ロッキーの罪
十代でプロになり定年間近にドクターストップで引退を余儀なくされた不完全燃焼のボクサーと幼馴染みの嫁、そして幼馴染みで親友の売れない俳優の話。
引退して結婚し働き始めるも何事も上手く行かないし、生きていることを実感出来ない男が、スカウトされて地下格闘技の駒になって行くストーリー。
結婚した嫁に対してなんて失礼なクソ野郎だと思っていたけれど、殴られる姿をみるのが辛いと試合を観戦してこなかった彼女が、まさかのブロッコリーで、はぁ!? そこからまさかのコミカル要素もあるんですね。
そして諦めきれない親友だったり…いや~今更だけど今野さんはもうすっかり役者ですね。そこに愛はありました。
無骨で朴訥としていて不器用で、自分が生きていることを闘うことでしか示せない主人公が、女々しくて哀しく漢臭くてとても格好悪くて、それが格好良かった。
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