劇場公開日 2022年5月13日

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「身を委ねよう」生きててよかった ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0身を委ねよう

2022年5月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

死んだように生きるなら生ききって往け、ってことかとは思うが、それが倫理的にどうなのかは分からない…
ただ、刹那的にアガるのは間違いないし、それこそがカタルシスになる。それが、アクション・シーンのホンモノ度合いに大いに影響を受けているのは間違いない。
主演の木幡竜の筋肉は、ハリウッド流の「魅せる」筋肉とはまるで違うし、憧れのスタローンとも違うものだ…
主人公周辺の人物達は、貧困を基調としたものだが、彼ら彼女らもなんらか同様のトラウマを抱えている…
そうした複線の物語が、最後の「仕合い」に収束してゆくのはたしかに映画的な快感といえる…
倫理的な判断を保留したまま映画的な快感に身を委ねよう。それがこの映画のツボなのだから…

キングオブコメディの今野が良い芝居をしている。「そこに愛はあるんか?」と言いたくなってしまうが…

ぱんちょ