Gメンのレビュー・感想・評価
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バカなノリで最後まで突っ走ったよう
採点3.3
小沢としお原作コミックの実写化作品。
原作好きだったので行きたかったんですが、間に合わなかったところにサブスクに登場です。
キャスト発表時には皆その再現度が高くて(肝田・梅田・リサ等)期待が膨らんだものです。
反対に全然似てなかったり勢も多く(薙・八神・拓美・先生の元カレ等)上手い事ブレンドされていた印象です。薙はオリジナルキャラか?な具合でしたし、八神なんてただの田中圭でしたしねw
ストーリーは原作のエピソードや登場人物がごっちゃになってて、
瞳ちゃんの元カレ・黒天使と天王会
それとカメオでナンバも出てきます
何というか原作のバカなノリで最後まで突っ走ったような作品でした。
キャラクターが命
"不良系友情ケンカ青春物語"の実写映画(こんなカテゴリーで合ってるかな)の中でNo.1かNo.2かってくらい大満足。
原作は未読。
劇中歌でhideの『DAMAGE』を使っていて、演出、カメラワーク、キャスティングのセンスの良さに脱帽。
会話の面白さ、格闘の面白さ、キャラクターの良さを味わうことが出来る最高傑作。
走り疲れたら頼れ
彼女を作りたいという理由だけで名門私立高校に転向してきた勝太だが、彼が入ったクラスは問題児だらけで隔離されたG組だった。
一度G組に入ったら二度と上のクラスには上がれない。
それでも勝太は「プライドを守れ」と仲間に発破をかけながら、前向きに全力で生きていく。
ものすごく昭和感が漂う設定ながら、ノリは完全に令和である。
ギャグなのか真剣なのかよく分からない中間の展開が続くが、色々と展開にバラエティがあって楽しめる作品ではある。
見た目も垢抜けず、完全に軟派キャラだと思っていた勝太が、実はとても仲間想いで喧嘩もめちゃくちゃ強いというギャップが面白い。
漫画原作だからかそれぞれのキャラクターも立っている。
ドがつく天然だが文武両道で性格も文句のつけられないイケメンの拓美。
プロレスオタクの肝田に、昭和感あふれるヤンキーの梅田、演じるEXITのりんたろー。そのまんまのキャラの薙、勝太に恋心を抱く空手の達人伊達、そしていつも車をぶつけてばかりいるが実はGメンのヘッド八神。
一方女性のキャラクターはステレオタイプであまり面白みがなかったが、G組の担任の雨宮は演じる吉岡里帆が振り切っている分かなり印象に残った。
この作品が大切に描くのは仲間との絆だ。
勝太はかなり強い。
が、彼は仲間を想うあまりに一人で全部を背負おうとしてしまう。
一人で得られる強さには限界がある。
八神が勝太にかける「走り疲れたら頼れ」という言葉が心に残った。
人に頼ることは決して弱さではない。
本当の強さとは自分を信じて走り続けることだが、疲れた時は誰かに頼っていいのだ。
個人的にはノリが合わない部分もあったが、全体的に高評価なのも頷ける作品だった。
田中圭の高校生姿は絶対違和感あるのに、世界観にうまく溶け込んでいるのは面白かった。
が、よく考えるとこの作品に高校生らしい俳優は一人もいないのではないか。
尾上松也のサイコパスっぷりもはまっていた。
なかなか面白い!
2024
27本目
原作がある事も知らなかった輩です。
なんとく見てたんですが…
これは面白いのか??と思っていたら吉岡里帆が登場あたりから、笑ってる自分がいました笑
すると段々と彼の男気に見入っていきました。
登場人物は明らかに高校生ではない年齢の役者たちですが、演技派が多いので見応えありです。
軽い感じで見れますが、そんな軽く無い。
いや、でも軽いか笑
おススメの日本映画です!
終始、ふざけてる!
4つの女子高に囲まれた私立武華男子高校に、「彼女を作りたい」という理由だけで転校してきた高校1年生の門松勝太。
しかし彼が入ったクラスは、校舎から隔離され教師たちも怯える問題児集団・1年G組だった。
勝太は荒れ果てた教室やクセの強いクラスメイトたちに驚きながらも、恋に友情にと楽しい日々を過ごす。
しかしそんな彼らに、都市伝説と化している不良グループ・Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織・天王会の魔の手が迫っていた。
(解説より)
原作未読。
おもしろかった!
シリアスなところもあるが、それでも終始ふざけていて、クスッというかゲラッと笑ってしまうシーンが多数。
特に吉岡里帆の振り切りがおもしろすぎて最高だった。
いろんなところ突っ込むとキリがないので、完全に割り切って楽しむべき。
評価が4.5と非常に高く、期待して観たが、そんなことはなかった。 ...
評価が4.5と非常に高く、期待して観たが、そんなことはなかった。
ありきたりのツッパリ映画。
ただ、主役の子は、なかなかアクションが上手い。
それだけ。
キネ旬ベスト異変?
タイトル通り、今回は本作の感想はメインではなくキネ旬ベストについてと一般人と映画ファンのギャップ的な事を書いて行こうと思います。
まず最初に今回書くことは細かく調査した事ではなく、あくまでも私個人の印象であるということを断っておきます。
映画のベストについても細かい説明は省きますが、日本に於いて個人的に一番参考になるのはやはりキネ旬ベストだと思っています。
でも、ここ数十年は順位については全く参考にしていなくて、映画関係者の人達が年間にどんな作品を見たのかの参考資料として使っています。
このベストは選考委員(今回は60名程度)によって選出されますが、読者選出ベストというのも別にあります。それが出来た理由として専門家が選ぶベストは作品的に偏るという読者からの意向があったから出来たのだと記憶しています。
私もキネマ旬報のベストを見始めてから半世紀以上経過しているので大体の傾向は把握していますが、キネマ旬報を読む読者自体も一般人感覚からはかなり乖離していて、結果を見ると多少の順位のズレとエンタメ作品が少し上位にいく程度でそんなに大きな変化は見られません。なので、これが現状必要なのかどうかは私には分かりません。
しかし今回2023年度の読者選出の日本映画ベストで不思議な状況を発見しました。今までにもこんなことがあったのかどうかは調べていないので分かりませんが、読者ベストの1位が『Gメン』だったのですが、探したのですが今回の選考委員59名が選んだ作品の中には無かったのです。どんなに順位が低くても読者のベスト1が入ってないってこと、今まで恐らくなかった様な気がします。しかし、読者の2位以下の作品は大体は選考委員のベストと似たり寄ったりでした。こんな状況、私の記憶の中では初めてです。
で、日本国内では高校生の不良達の青春映画が一定数の顧客がいる様でジャンルとして定期的に作られていますが、元々個人的にこのジャンルが苦手なので本作も見る気はありませんでした。でもキネ旬読者ベストでも1位だし一般評も凄く高いしで配信されていたので好奇心で鑑賞し、感想はまあまあ面白く出来ていて評判が良いのも十分理解出来ました。
但し、やはりキネ旬読者選出日本映画ベスト1というのは納得できないし不思議でしかありません。これがもっと若者向け雑誌のベストであったり、本当の一般人の若者のベストなら理解出来ますが、キネマ旬報の読者なんて大半は30代以上の映画マニアばかりでしょ!!更に2位以下の作品などを見ると、この雑誌のこの1位は不自然さしか残りませんね。
もう一つ、選考委員が誰一人この作品を選ばなかったというのも、ちょっと残念な気もしますねぇ。
私の思う今までのキネ旬らしさから言うと、本作なら読者ベストで10位くらい、選考委員ベストで30位以内といった所が丁度良い定位置の様な感がします。なので、今回の本作の異変(敢えてそういわせて貰います)に対しては、選考委員に対しても読者に対しても、アンバランスさと不信感を少し抱いてしまいました。
追記.
これを書いた後に別からの情報で、それは主演俳優ファンの組織票という事を聞きました。それなら、全て合点がいきます。
そんな組織票で左右される様なシステムなら、もう読者のベストなんて止めればいいのに…
本当に一般人のランキングを知りたければ、別の雑誌でもネットでも今なら山ほど発信しているのだから、品位や権威を保ちたければ要らないモノはどんどん無くすべきだと思うけどね。
こうなって欲しい方向に転がる痛快映画!
旧ジャニーズのアイドル映画かと思って鑑賞したら!
良い意味で裏切られてました!!
昭和時代の青春映画のパンツの穴とかビーバップハイスクールとかその辺の世界観が令和に復活!
これが新鮮で、こうなって欲しいとか先が読める展開が逆にスピーディで爽快感!!
侮るな!これはアイドル映画では無い青春映画だ!
配信で観た自分を殴りたい
くらいに、めっちゃ面白かったー!配信で観てしまったからせめてもの罪滅ぼしに星付けたい気持ち。
払うんだった、映画料金。
岸くんて凄い役者さんだったのね!
恐れ入りました。良かった。本当に観て良かった。
吉岡里帆さんもめっちゃ良かった。みんな良かった!
最高のエンターテインメントでした!
令和になってもヤンキー映画は健在です!
いや~、面白かった。
予想を遥かに上回る作品、楽しませてもらいました。
キンプリの岸さんに魅力を感じなくて、この作品自体も見る気はなかったのですが・・・
まぁ、一応、好きなジャンルではあるので、暇潰しに見ようかなっと。
クラスがランク付けされた有名校で、底辺のGクラスに編入となった岸優太。そこはヤンキーたちの巣窟で、と、いかにも漫画にありがちな設定で始まりました。この令和の時代になっても、あぁ、こんなもんかって感じ。
ところが、吉岡里帆さんが先生で出てきた辺りからニヤニヤが止まりませんでした。あの切れっぷり最高です。ホンッとスゴい女優さん、ギャップで可愛さも増し増し、ますます好きになりました。
話の面白さもさることながら、脇を固める強烈なキャラたちに魅せられました。
吉岡さんを筆頭に、相変わらずの名バイプレイヤーの矢本さん、りんたろー。さん、田中圭さんの珍しいヤンキーっぷりも良かったです。尾上さんの異常さも常軌を逸してた。ゲイのヤンキーも魅力的だし、昭和かぶれの友達も面白かった。勿論、ヒロインのレディースも個性的な面々が集まっていて、グーでした。「ナンバMG5」のカメオ出演も嬉しかった。
それから、イケメンモテモテの竜星さんと、吉岡さん、岸さんの件が最高でした。あれ、絶対アドリブですよね。笑いを堪えてるように見えたんですが、それをそのまま使うのもスゴい。
とにかく、内容的には有りがち。新鮮味のないヤンキーものではありましたが、終始目が離せない非常に楽しい一本でした。
ただね、言葉がはっきりしなくて何を言ってるのかわからないところがチラホラ・・・
キャスティング力
年の行った俳優ばかりを高校生役に起用してるなと思ったいたけど、その分演技力で台詞回しがナチュラルに出来てて違和感なし。
内容的には単純なんだけど、俳優さんの台詞のテンポで十分楽しめる。
吉岡里帆さん、最高だった
ちょいと詰め込みすぎたせいで…
まぁ、ヤンキー漫画原作なんで、笑えて胸熱でハッピーエンドなんで問題ないが
勝太と瀬名、肝田、伊達先輩などはエピソードがあるが
梅田(慎太郎)と薙っちょ(りんたろー。)とのエピソードが描かれてないので1年G組5人の関係性が希薄、仲間感がイマイチ。
同原作、同監督作品のナンバMG5の剛(間宮祥太朗)がサプライズゲストで勝太とからむしーんがあるが、あそこであの尺をとるなら、
小さいケンカだったり、みんなでつるんでるカットインしたほうが『連れ』という感じを出せたと思う。
ケンカシーンはアクロバティックで他のヤンキーモノに比べて血生臭くない
笑いの部分では
瞳先生(吉岡里帆)のキレっぷりが面白すぎた。
他は下ネタも多くズッコンバッコン、ポコチン、ヤラせてなどの昭和チックなワードが出るので不快に思う人もいるかもしれない。
コミカル系の今日俺
ヤンキー色強めの東リベ
Gメンはヤンキーものというよりヤンチャな学園ものというライトな感じの作品でした。
青春ヤンキーコメディ。
見やすい作品ですし、青春ヤンキーコメディです。
原作は読んでいませんが、登場人物のキャラの濃さと
それぞれの演技力が高いため
ふざけたシーンも普通に笑っちゃう面白さでした!笑
出演者さんがかなり豪華です。
友情出演の漫画キャラもいたりして
おお!!ってなります。
吉岡里帆さんが最高の演技見せてくれてますし
定期的に演者さんが本気で笑っちゃってたり
堪えてたりするのを使ってるのが見て分かるので
こっちも同じ顔で笑っちゃいます。
キャラ設定も強くて、一人一人いいです。
ただ完全に高校生じゃないだろって人にも
高校生役やらせちゃうところも逆によかったです!
この作品見るまで、岸くんの演技力とかを
知らなかったのですが俊敏な動きもすごいし
演技も上手いし、表情や目力の表現力もあって
役者もできるんだなとびっくりしました。
竜星涼さんも、いままでそこまで注目して見ていなかったのですが、この作品で、演技上手いし、天然役が合いすぎてて定期的にめっちゃ笑いました!
鬼のようなキスシーンもしっかりやってて、この作品見て前より好きになりました。足が長い足技使い似合ってました。
高良健吾さんの演技力もすばらしきで、ずっとかっこいいです。こんな高校生いたら絶対モテます。屋上からジャンプで降りてきた時は、ありえなさすぎてTHE漫画です。笑
落合トモキさんも、サイコや変な人役率高いけど
演技が上手いためリアルで引き込んでくれていい味出していました。
気軽に見初めて楽しく見れる作品です、見てよかったです!
昭和か!?メチャ笑った‼️
アラサーの岸優太や30代、40代も居る高校生に、
ホント笑わせてもらいました。
ここまで開き直れば、怖いもの無しだよね!!
キン・プリ脱退組の岸優太。平野紫耀しか知らなかったけれど、
面構えイイすね。男っぽいすね!!
映画は岸優太が転校して編入したクラスが、
校内最下層の1年G組。
クズ・ゴミ扱いの同級生や先輩との喧嘩や恋愛未満の熱い日々を
ギャグ漫画のようなセリフ・・・ほぼ怒鳴り合い!!
に乗っけて、
友情が火傷しそうに炸裂!!
門松勝太(岸優太)が一目惚れしたのは、女子ヤンキーグループ
「ブラックエンジェル」のレイナ(恒松祐里)
レイナは突っ張ってる割には奥手だが、ハングレ集団の天空組から
横恋慕されて困っているが言い出せない。
門松は負け犬G組に新風を吹き込んで行く。
勝太はメチャ喧嘩が強いんだもん。
持ち前の身体能力とジャニで鍛えた運動神経、
アクションには燃えたわー!!
担任が辞めて替わりにクラス担任になったのが雨宮瞳先生。
吉岡里帆のべらんめー啖呵に胸がすく。
声デカ!!
鳴り響く!!
見直したよ!!里帆・・・あんたは凄い!!
場をかっさらったね!!
なのに可憐で可愛く見えた。
途中で屋上から降ってきた高良健吾。
「俺っ、ゲイだから・・・」
告白を速攻で断る勝太と、江ノ島かな?ツーリング。
風が気持ちいい〜
なごむねー。
そんな時、ワルのワル、天空組の加藤(尾上松也)が出所した。
拉致されたレイナ。
勝太が単身乗り込む!!
歯が立たない!!
瀬名が助っ人にくる!!
さらに現れるのが、G組ミソッカスの矢本悠馬、森本慎太郎に
りんたろー。
頼りねーや・・・と思ったら、
【元祖初代Gメン】の田中圭と高良健吾。
カッコよかったわー。
田中圭の金髪リーゼント、
駐車する度に壊しまくるところ、赤い車に大笑い。
高良健吾はホンマに強そう!!
岸優太くんは、TOKIOの城島をイケ面にして若くした感じかな?
ラップ&ブレイクダンスで鍛えた運動神経でのアクションシーンも
スピーディー、
台詞も良く通り、熱血でしかも真面目。
モテ男・瀬名の竜星涼は戦隊レンジャーで鍛えた回し蹴りが
長い脚(183センチ)でキマリお得な役。
瀬名レディースを従えて、オマケに豪邸暮らし。
そして、なんなんと瞳先生に、モッコリ(すみません)
母親の浮気を見て、ずっと萎えてたのに、モッコリ!!
(良かったす、ねー)
尾上松也は、これが“地“かと思うほどハマってて、
怖かった!!
EXITの兼近、
ちょっと来て、りんたろーより良い役やってんじゃねーよ!!
(犬探してる「ナンバMG5」の間宮祥太郎‼️)
終わってみればイケメン祭り!!
元祖Gメン、田中圭と高良健吾が締めてくれましたね!!
岸優太他・全メンバーでの続編、
期待してますぜ!!
今日から俺は、Gメン派
世代によってこのタイトルは色々思い付くだろうが、最も有名なのはあの特別捜査チームだろうか。
現代にリブートして復活…ではない。実は私、当初それかと思った。
伝説の最強ヤンキー。
『東京リベンジャーズ』などのヒットで衰えぬ人気のヤンキー物。こちらもコミックが原作。
しかし、『東京リベンジャーズ』のようなSF要素が入った目新しいものではない。
ダセェ? 最高? 俺たちゃ昔ながらのヤンキーだぜ!
かつては名高いヤンキー校だった武華男子校だが、周囲に4つの女子校が出来、“童貞卒業率120%”として有名に。
それに釣られ、“彼女を作りたい”一心だけで転校してきた高校一年生の勝太。
A組~F組とランク付けになっており、勝太が入ったのは最もドベ。ヤンキー、オタク、バカ、アホが集う“肥溜め”と呼ばれる“G組”だった。
こんなんで彼女出来る訳ないじゃん! 勝太の高校ライフ、危うし!
ところがどっこい、超絶ポジティブ、前向き、ノーテンキな勝太。ナンパに全力投球。
加えて持ち前のフレンドリーさで、問題児だらけのクラスメイトと打ち解ける。
“武華のプリンス”と呼ばれるイケメンの瀬名。常に女の子に囲まれる彼を“恋愛先生”と呼び、仲良くなる。
何故か人を惹き付け、人に好かれる勝太。恵まれないのは女運だけ…。
ある時、他校のヤンキーに絡まれるキャワイイ女の子を助けようとする。
やられるのは目に見えている。相手が。
何と!見かけによらず喧嘩が強い勝太。
それだけじゃない。実はなかなか一本筋が通り、漢気ある。
勝太が女の子を殴った…? 以前勝太にボコられたヤンキーのワナ。
女の子はぜってぇー殴らねぇ!
2年生の伊達。武華でも最強ヤンキーの一人だが、ゲイでもある。勝太を気に入り、思い切って告白。そこを、他校のヤンキーがからかう。
男と女、どっちが好きかなんて関係ねぇーだろうが! 差別偏見ナシ。
それでいて、「伊達さんの事は好きッスけど、俺、ときめくのは女の子なんスよね」。清々しい!
バカでアホだけど、熱くて友情や恋にまっしぐら。身体を張ったアクションも。キンプリ時代全く無関心だった岸優太だけど、これ一本で好感!
そんな勝太を、伊達と3年生の八神が注目する。ひょっとしたらこの1年坊は…。
八神と伊達は都市伝説化している伝説のヤンキー“Gメン”だった。
Gメンと因縁あるサイコなヤンキー“天王会”。その頭・加藤。Gメンに復讐を誓う。
勝太といい感じのレディースチーム“黒天使(ブラックエンジェル)”のリーダー・レイナが天王会に捕まり…。
勝太の拳が黙っちゃいねぇ!
笑いやギャグはベタ。小ネタもヤンキーたちも昭和感丸出し。
友情、恋、青春。ヤンキー・アクション。
もうドストレート。
それなら『今日から俺は!!』と同じかもしれないが、話の面白さ、キャラの魅力、笑いもアクションもテンポもこちらの方が圧倒的。
個人的に本作のキーは“ギャップ”だと思っている。
勝太は一見バカだが、一本筋の通った熱い漢。
瀬名は成績優秀イケメンだが、天然。110の番号、知ってるぜ。竜星涼が好演。
クラスの問題児たちもそれぞれアホだが、憎めない奴ら。矢本悠馬らの笑演。
レディースのレイナは口は悪いが、○女でピュア。恒松祐里が可愛い。
最強ヤンキーとして名を轟かすGメンの八神と伊達だが、彼らも漢。田中圭と高良健吾がカッコいい。
雨宮は学校のマドンナ先生だが、とってもクレイジー。吉岡里帆が最高。笑った。
ラスト。死闘の末に加藤を倒した勝太。
終わらせろ、と鉄バットを渡す八神と伊達。
が、勝太は断る。
こんなの続けてたらいつか死にますよ。こいつらと同じになりたくねぇ!
八神と伊達はその言葉を待っていた。そして現れるのも待っていた。
次の“Gメン”を。
ヤンキー・アクション・コメディという人気のジャンルに、人気アイドルの岸優太を起用して、単なるファンムービーかと思いきや、確かにそれもあるが、それ以上の思わぬ好編だった。
これもギャップ。
後味もスカッと爽やか。
昔ながらのヤンキーなんて、ダセェ?
なかなかだったよ。
夕日に向かって走ろうぜ!
いやもう夜だよ!(今レビュー書いてるのは夜)
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