「カールが可哀想 🎵 みてたはずよ ピーターの心が ぐいーんと アミールの方へ傾いて行くの~ 見てたはずよ~」苦い涙 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
カールが可哀想 🎵 みてたはずよ ピーターの心が ぐいーんと アミールの方へ傾いて行くの~ 見てたはずよ~
邦題の苦い涙。考えたのはアタシと同年代の人でしょうか?
スリーディグリーズの苦い涙。山本リンダもカバーしてました。
それはさておき、この映画は舞台芸術の匂いがプンプン。主演のひとり芝居がものをいう演目。
イザベル・アジャーニ目当てで観に来たんですけど、年取ってもさすがに美しかった。若いツバメをゲットして、馴染みの低迷している映画監督に押し付ける黒幕役でした。さすがですなぁ。
この映画はリメイク。女性から男性に替えているコメディ映画ですが、格調高いので笑いたくても回りに気を使って、ガハハ~とは笑いにくい映画なんだなぁと思い始め、つい、じゃあ主演は西田敏行で、イザベル役は浅丘ルリ子、娘役はがらがら声の感じから伊藤沙莉かなぁ。おぶすだし(失礼~🙏)おばあちゃん役は死んじゃったけど市原悦子かなぁとか、アミール役は妻夫木聡かなぁとか、カール役は安田顕かなぁとか考えはじめてしまいました。
身内の優しさに救われる感じも良かったで~す。
同じ「カール」では、彼に同情するのも当然。
ずっとタイプライターやってましたけどカールが脚本のゴーストライターだったのかも知れませんねー。台詞ゼロの、撫で肩のカール。
あ、間違えました。ファスビンダーのは「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」でした。女性versionです。この映画もそろそろ上映されます。見たことないので楽しみにしてます!
タイトルの「苦い涙」は、この映画が下敷きにしてるファスビンダー監督(オゾン監督のお気に入り)の映画タイトルが「ペーター・フォン・カントの苦い涙」なので、そこから取ったのだとおもいます。