午前4時にパリの夜は明けるのレビュー・感想・評価
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淡くて尊い迷走人生
予想通りの館内貸切
貸切 R15なので、ゆったり羽を伸ばして鑑賞
鼻の下は伸びませんでした
貸切の時は全裸で挑みたくなりますが、R15なので全裸鑑賞は中止
シャルロット・ゲンズブール目当て
老けたけど、変わらぬ印象
序盤で老けてた印象だったが、徐々に見た目が若返っていく感じだった
女優照明?濃いめのメイク?はたまたCG処理…?
美しければ無問題なのです
すぐ泣く すぐ寝る…
子供より子供なお母さん役だが、不思議と嫌悪感は無し
シャルロット嬢の魅力なのか、おフランス映画だからか?
無駄な全裸シーン多し
お着替えシーンの素朴な乳首
全裸で挑むベッドシーン…
予想通りの裸体で、無感動、無味無臭…
脱がなくてもいいのに…
正直、服を着こなす姿の方が数倍素敵だった
でもやっぱり、くわえタバコが良く似合う…
全部持ってく…
息子は、ユアン・マクレガー風味の顔立ち
娘の横顔は、ジュリエット・ルイスに似てた気が…
家出少女は、ずっと放浪生活のハズだが、何年経っても小綺麗な同じ顔…
フランス国民的、確信犯的レトロ美少女
この時代の誰かに似てる…?
地味な内容にスパイス効果あり
エマニュエル・べアールは、可もなく不可もなく…
数年前のネットの写真はアレだったが、喋って動く姿には昔の面影がありました
映画終盤、不自然に出なくなった…
愛と宿命の泉が懐かしい
ミッション・イン・ポッシブルは少し意外だった
月刊ロードショーの付録カレンダーまだ持ってます…
(あの頃に帰りたい)
露骨な80年代演出…露骨すぎてあまり響かなかった
青い体験、○○白書? 的な性的演出
中盤あたりから、主人公が3人に…?
ややチグハグな展開
深夜ラジオ生放送のシーンがもっと観たかった
これがメインテーマなんじゃないの…?
7年間の、ほぼ変化のない迷走人生…
みんな優しい
昭和の時代なら実際にありそうな感じが、淡くて尊い
そして予想通り、しれっと終わる…
「コンパートメント No.6」みたいなレトロ感むき出しのED
この演出で誤魔化してる…?
シャルロットありきの映画だった
映画館で観ると、ふわっとした余韻に包まれる おフランス映画
家で観ると…ふわっとした睡魔に包まれそう
…そういえば、午前4時がテーマの映画だった
午前4時をイメージして観ると、もっと楽しめたかも
プリンとJoe Dassin
wikiで調べたら、日本では「オー・シャンゼリゼ」の方が圧倒的有名曲の歌を歌っている人らしいとのこと
かのように、自分が13才だった頃のフランスの話からスタートするストーリーである フランスでは革新であるミッテランが大統領に就任することになり、一気に左派思想が訪れる時代に、夫が出ていった家族を必死に守る母親の視点、そして子供の一人である長男、そしてひょんな事から転がり込んできた女の子との共同生活の中で、ひっそりとしかし暖かい家族愛を紡ぐ作品である
ということでぶっ飛んだ起伏はない そもそも映像に当時のパリが撮影されたカットが挟み込まれながら、80年代のビビット且つ粗いルックが、はっきりと郷愁を誘う仕上がりに落とし込まれているので、行ったことも観たこともないパリにいやに協調されてしまうのは監督のマジックなのかもしれない 登場人物達のなんだかんだ言って生活できてる都合の良さは、まぁフィクションなのでしょうがないのだが、その中で紛れ込む女の子の推進力は力強いスパイスとなってグイグイ観客を惹き込んでいく とはいえ、結局最終的には去ってしまう為、ラストはボヤけた内容になってしまうのだが、その濃い時代の一瞬のつむじ風のような出来事が、刹那とはいえ、この家族に忘れられない経験を付与したことはその後の家族の貴重な"宝物"として強く影響される出来事なのだと感じた
何れにせよ、日本に於けるヨーロッパの80年代の市囲の人達のリアリティを感じさせると言う意味で有意義な作品であることは間違いない
疑似家族
一昨年の夏に『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』という映画の4K完全無修正版をミニシアターで観た。監督がセルジュ・ゲンズブール、主演がジェーン・バーキン、この映画の主人公シャルロット・ゲンズブールの両親である。1976年という時代背景もあるかと思うが、両親の映画は当時物議を醸した過激な内容になっていた。それに比べて、娘が出演しているこの映画は家族愛をテーマにした心温まるものに仕上がっている。ただ、シャルロット・ゲンズブールも、ランス・フォントリアー監督の作品では過激で異色な役柄を演じたらしい。
この映画では真っ直ぐな瞳が印象的な家出少女タルラの存在感が際立つ。エリザベートは深夜ラジオの聴取者参加コーナーに出演したタルラが行き場のないことを知り、自宅に連れ帰り、部屋を与える。この出会いを機に、エリザベートは悲観していた自身の境遇を見つめ直し、エリザベートの息子は、タルラと一緒に過ごすことによって学校では教えてくれない現実を学んでいく。彼女は義務教育しか受けていないが、世間知が高いのだ。息子はタルラをだんだん好きになっていくが、彼女は突然姿を消してしまう。数年後一家と再会する時には、薬物中毒になっているところがなんとも切ない。誰も助けてあげられなかったのか。でも、エリザベートの説得により、タルラは薬物を断つことを決意し、一家とは疑似家族となって、絆を深める。最後にシャンソンに合わせて家族みんなでダンスをするシーンがあるが、タルラも一緒になってダンスするところは微笑ましい。タルラのこれからの人生に幸あれと願わずにはいられない。
80年代には私もラジオの深夜放送をよく熱心に聴いていた。聴いているのは1人だったが、なぜかそこには1人であることを感じさせない親密な共同体ができあがっていたことを思い出した。
深夜ラジオのような、闇もあるけど、心地よく、優しい映画
夫に出て行かれたエリザベートはジングルマザーになり、生活のために職を探す事に。出産までの短い期間しか働いたことがない彼女は、失敗しながらもラジオ局のスタッフとして働き始めます。1980年代のレトロな雰囲気や、主人公達が住む眺めの美しいアパートメントが素敵でした。内容的にもっと暗く表現する事もできると思いますが、彼女が担当しているリスナーに寄り添う深夜ラジオ番組のように、穏やかで優しく、観ていて癒されるようでした。
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印象的だったのが、息子が成人して家族皆んなで楽しそうに初めて選挙に行くシーン。
フランスではこのような家庭が多いのでしょうか?日本でも18歳から成人になったので、家族で初めての選挙に行く…なんて事が多くなるのかも知れませんね。
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思い返せば、冒頭の方で長女は試験が近いのにデモに参加しようとし、エリザベートから注意されるほど社会活動に意欲的です。
ラジオ局の仕事で出会った家出少女のタルラ(本人が言うには18歳)は憶測ですが両親に問題があり、職も無く、路上生活をしていました。彼女が振り向くタイトルバックも印象的です。
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観終わってすぐには気づきませんでしたが、この映画では人権がテーマとして描かれているのだと思いました。
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そしてシャルロット・ゲンズブールの魅力満載で、幾つになっても素敵でした!ラジオパーソナリティ役でエマニュエル・ベアールが出演していたのも嬉しい驚きでした。
【家族の絆、人との繋がりや助けの大切さを、80年代ロックを絡めて描いた作品。孤独、不安、苛立ちを抱えつつ善性在るシングルマザーを演じたシャルロット・ゲンズブールが齢を重ねて益々魅力的な作品でもある。】
■最初に敢えて記す。
・私はシャルロット・ゲンズブールが好きである。で、今作の評点は3.5である。
ー 今作の冒頭から、”ロイド・コール&コモーションズ”の初期の名曲”ラトルスネイク”が流れる。一気に気分は80年代へ・・。
そして、中盤、夫と別れ、シングルマザーになり、ラジオの深夜番組で働き始めたエリザベート(シャルロット・ゲンズブール)が深夜番組に出演した18歳の少女タルラ(ノエ・アビタ)を自宅に連れて来るが、直ぐに彼女はエリザベートの息子マチアス(キト・レイヨン=リシュテル:とても、魅力的である。ブレイクを期待したい。)と恋仲になる。そのタルラの部屋で流れているのは”テレビジョン”の”マーキームーン”なのである。-
◆感想
・ミカエル・アース監督は「サマーフィーリング」「アマンダと僕」に続いて三作目であるが、今作のテイストは前2作とやや違う。が、大きな出来事が起こらない所は同じである。
・物語は、エリザベートがラジオの深夜番組で働き始めた1981年と、タルラがエリザベート達の家を出た後に麻薬中毒になっていたタルラと再会する1989年パートの二部構成であるが、彼らの関係性は変わらない。(因みに役者さんも老けていない。この辺りは突っ込まずに鑑賞。)
<今作は、夫との別れや子供達の反抗期に手を焼いていたエリザベートが、大人になった子供達との関係性も良好になり、それまで常に前向きに頑張って生きて来た姿が報われる所が良いのである。新しい彼氏も出来るしね。
そして、娘と息子にプレゼントをするシーンも良い。息子には大変だった時に書いていた日記を。父の事を悪く言っていた娘には別れた夫がエリザベートが乳癌に掛かった時の”お守りを渡すのである。嬉しそうな詩人を目指す息子とキャリアウーマンの娘。(彼らも、キチンと成長しているのである。)
重ねて書くが、今作では大きなストーリー展開はない。だが、ミカエル・アース監督作品なのだからそれで良いのである。>
■シャルロット・ゲンズブールは、その昔”なまいきシャルロット”を観て、イキナリファンになり、その後はCDを聞いたり、出演映画作を鑑賞してきた。
先日観たソフィー・マルソーさんと同じく素敵な齢の重ね方をされている素敵な女性である。
エリザベートの夜は明けたけど
タルラは夜を彷徨い続けている
若い人が多かったので、この映画を見てパスカル・オジェを知らなかった人はぜひ
劇中でも引用されていた満月の夜と北の橋を見て欲しい
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