「「掻爬」(そうは)という言葉はご存じでしょうか?」コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
「掻爬」(そうは)という言葉はご存じでしょうか?
掻と爬の二文字とも「掻き出す」という意味の漢字です。
中絶の時の手術の方法でした。
ある映像で、エコーを使っての掻爬の場面を見たことがあります。文字通り、胎児を掻き出す作業です。金属の道具で掻き出すわけですから、肉はちぎれ母体にも傷をつけます。(幸い?)画像は見にくかったので、解説がなければ何をしているのか全くわからない状態でした。
現在は方法も改善はされているでしょうが、中絶の手術というのは本質的にはそんなものです。
そのことをよく知った上で、この映画を見て欲しいと思います。
中絶をする権利は、この映画のような多くの人々の闘いの結果、勝ち取ったものです。その権利が、アメリカでは奪われつつあるとも聞きました。
矛盾した2つのことを書きました。
両方のことをよく知ったうえで、(あるいは見た後に調べてでもかまいません)見て欲しい映画です。
大変にセンシティブな内容ですし、私はジジイなので門外漢がしゃしゃり出て申し訳ありません。
中絶自体に賛成と言うよりも中絶をする事は女性にイニシアチブが無ければならないと言う事です。勿論、違法にする事は駄目だと思います。しかし、医療行為自体もきちんとした倫理規定で縛られた医療機関でなければいけないと思います。例えば、女性しか医者になれないとか。
但し、
私はこの映画の主人公達の努力は認めますが、彼女たちの努力が中絶を合法にさせたと思ってません。
二律背反ですが、「中絶を認めたんだから、何をやっても良い」と言った時期が存在した様な記憶があるからです。そして、それは今でも続きます。
異論はあろうかと思いますが、大変に失礼しました。
女性や子供の人権が大事ですから、高度の医療技術が必要と僕は感じました。
もう一度、再考してみました。
もしよろしければ御一読いただければ、幸いです。
失礼しました。
こんにちは
死亡リスクもある、母体への大変な負荷も覚悟で、それでも堕胎が必要な切羽詰まった状況に陥るのは、ただ女性のみ。中絶のリアルを、男性にも知ってほしいです
はい。その通りです。
死者がでなかったのはほんとに幸運としか思えません。別の方のレビューにもありましたが、二度と妊娠できなくなった人は少なくなかった「かも」しれません。





