マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価
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登場人物皆が痛々しい
自殺した親友の遺骨を毒親から奪って逃げるという強烈なストーリーに独特な空気感。
シイちゃんもマリコも登場人物みんなが痛々しい。共感できるわけではないのにセリフや行動がなんだか刺さるしぎゅっとなった。
子どもの頃からやさぐれてたシイちゃんとメンヘラのマリコ。2人を演じた永野芽郁と奈緒もよかった。奈緒ってなんでこんなにメンヘラ役が上手いんだろう(笑)
永野芽郁が不器用な「おっさん女子」を熱演
本作は親友の訃報を聞き、死んだ親友の為に何かできないか考えた末
彼女の遺骨と共に彼女が行きたがっていた海へと旅をするロードムービー。
姉御肌でガサツな主人公を永野芽郁が演じ、彼女の女優としとの芸の幅の広さが垣間見える作品だ。
思えば本当にめんどくさい親友だったが、いざ居なくなると寂しい。
主人公はふと彼女の愛おしい姿と綺麗な思いでばかりが蘇り、劇中終盤でその想いは頂点に達する。
何も言わずに命を絶った親友を想う気持ちに共感する鑑賞者もいるのではなかろうか?
❇️こんな友達はいらない!同情だけしか無いよ❗️
マイブロークンマリコ
🇯🇵青森県八戸市
ラーメン屋のTVで久しく会っていない友人がバルコニーから転落死したニュースを知る主人公。
小学生時代から父親に虐待され続けられた事を思い出し、衝動的に刺し違える気持ちで、納骨を盗み、海に向かう!
過去を思い出しながら旅をするロードムービー
◉46点。
❇️ そんなに良い作品かなあ?
(こんな友達はいらない!同情だけしか無いよ❗️)
★彡誰も太刀打ちできない二人の関係。
入る隙間もなければ感情移入もしにくかった。
どんだけの二人の関係かは知らないが、本当に二人はお互いを思っていた事になるのでしょうか?
夢を語る二人は本当に深い仲なんでしょうか?
思春期はこんな事誰でも思うかと…⤵️
★彡自分でラストを解釈しましょう。
🟣嫌いな点。
1️⃣虐待にあったとはいえ、マリコの考え方や生き方には共感できない!
★彡自信を持って否定したい‼️💢
永野芽郁の演技力
毒親の元から遺骨を奪い取るシーンや、不貞腐れた感じでタバコを吸うシーン等々、きっと自身とはギャップのある設定だったんだろうけど、大変よくできました💮
旅先で出会った釣り人マキオ、窪田正孝もとてもピッタリ。親切な人に出会えてシイちゃんは助かりました。あの歯ブラシは新しいのだよね?まさかマキオが使ってたやつ?そんなことないよね、なんてどうでもいいこと気になった。最後駅弁を渡して、シイちゃんが座った途端食べ始めてマキオが驚いてた場面がおかしかった。
マリコの毒親の後妻さんがとても良い人で、マリコの遺書であろう手紙を渡してくれて読むシイちゃん。なんて書いてあったんだろう、気になるところ。
いつもながらのあざとさ
自殺、ブラック企業、毒親からの虐待、彼氏からのDV。
現代的病弊をならべたあざと日本映画。
マリコ(奈緒)が自死したというテレビ報道を見た幼馴染みのシイノトモヨ(永野芽郁)。
回想をまじえながら、ふたりの交流をさかのぼる。
マリコはトモヨをシイちゃんと呼び姉のように慕ってきたが、父親から虐待をうけ、彼氏からはDVに遭い、次第にメンタルが崩壊していく。
マリコは幼少期からずっと虐待されつづけ、その結果、虐げられている状態に自分らしさを見いだすようなマゾ体質になってしまったのだろう。
原作を読んでいないのでわからないが、映画を見た感じではそれがマイブロークンマリコの故由になっている──と思われた。
シイノトモヨはいつもタバコを吸っているラフ&タフな女の設定だが肌つるつるの永野芽郁はヤカラな気配も態度もまったく似合わず、それは逆に妙でよかった。
リアリティがまるでないむいたばかりのゆで卵みたいな永野芽郁はいい絵だった。
が、マリコの可哀想な境遇がしつこく描写されていつもの日本映画になった。
かよわいマリコ、悪いやつ、憤るトモヨ。善悪が単純構成され、マキオ(窪田正孝)はスナフキン的な達観者として配置される。
こういったキャラクター位相は凡百の日本映画を踏襲している。
おまえら(日本映画)いつもそうだよな。
原作は漫画で話題になったものだそうだ。
読んでないのでそこに異論はない。
ただ漫画と映画はちがう。
単純な悪者vs被害者にすると日本映画になる。
たとえば先日見たShe Saidに出てくるLisaBloomは女性の権利を守る係争戦歴をもつ弁護士だが、ワインスタイン側に立脚してかれに多くの助言をしている。
告発者で真っ先に出てくる女優ローズマッゴーワンはよく出回っている画像のなかでマリリンマンソンのかたわらで裸同然の網ドレスを着ている人物である。しばしば男からセクハラに遭う一方、失言が多くゴシップ誌の常連でもある。日本で言うならチョリースみたいな問題児である。
言いたいのはこういったハラスメントの趨勢が、かわいそうな弱者とわるい強者で構成されていると思ってしまう感情的な人は物事を見誤りやすいということ。
日本でMeTooを牽引した女性ジャーナリストの事件が10対0のシンプルな話だったとは思わない。Colabo問題もそうだ。弱者が正義とは限らないし、単純に構成されている事案は少ないと見るべきだ。
ならば、映画の中の人間も単純化すべきじゃない。
かよわい女が悪いやつにいじめられる描写は情弱相手の商売はできても日本映画枠を抜け出すことはできない。
情弱とは情報を持たない人ではなく信じやすく感化されやすい人のことであり、情弱を信じさせるのはストーリーテリングとビジュアルだと言われている。したがって情弱には「女の子が泣いている=可哀想=正義」の式が成り立つ。
あなたが映画をたくさん見ているなら、何かや誰かを盲信してしまわないことをリテラシーというのだ。(と思う。)
話が薄すぎる、故に叫びも非行も腰を抜かす
2022年劇場鑑賞74本目 凡作 45点
2022年ワーストに近い作品
正直な感想としてなぜこの程度のテーマや規模をこの役者人と上映規模で公開したか理解できない。
まず薄すぎて何も没入できないし、セリフとシナリオが薄い。これに尽きます
最後どうなったのか気になります。
親友のマリコが亡くなったことを知ったシイノ。
シイノはマリコの遺骨を奪って、マリコが行きたがっていた海に行くことにした。
行く途中でマリコとの思いでを振り返っていた。
マリコが亡くなってしまって生きていくのがつらくなったが何とか生きていこうとしているという内容だった。
最後のシーンがとても気になりますね。
どんなことだったのかなと思います。
永野芽郁さんの演技が新鮮でした。
今までのイメージとかけ離れていたので。
まぁまぁな内容
永野芽郁ちゃんが出てるからもってるようなもの。
役者陣は素晴らしいと思います。
早送りしてみたくなる内容。
他のレビューでもあるように、
映画の設定、テーマは面白い。しかし、膨らみがない。
それに尽きるなと。
Amazonプライムで見たから良いけど、映画館で見るほどのものではないな。
映画最高!
永野芽郁を好きな人が見る映画。
原作未読にて。
永野芽郁の本性の姿は知らんが、
テレビで見る可愛らしいイメージを
払拭する”擦れた女性”の演技を
見るための映画です。
それ以上でもそれ以下でもないです。
登場人物は、しぃちゃんとマリコの
ほぼ二人。
で、マリコの自殺から物語が始まるので、
過去のシーン以外は基本的に
しぃちゃんの妄想と、
一人芝居。
”映画的に”論ずるならば、
親友を亡くした心理描写は
台詞や空想で描くのではなく、
ちゃんと映像と演技で見せてほしい。
それを全て台詞と回想シーンでつなぎ、
永野芽郁の迫力演技でアクセントをつけようと
するから、迫力演技すればするほど
なんか冷めてしまう。
でも”永野芽郁映画”として論ずるならば
これで正解なのだ。
”映画ファン”の私としては、
当然前者の解釈になってしまう。
で、問題のラストシーン。
退屈な日常に戻ってしまって、
帰宅するとドアに紙袋がぶら下がっている。
中にはパンプスとマリコの義母からの手紙。
「どんだけいい人なんだよ」の台詞。
いつものように煙草を吸おうとすると、
ハラリと落ちる手紙「しぃちゃんへ」の文字。
ドキドキしながら手紙を開く。
嬉しさと楽しさと悲しさと悔しさが
入り混じった感情。
それをセリフなしの表情だけで
演技する永野芽郁!
すごく映画的で、魂のこもった演技でした。
冒頭から”永野芽郁映画”を続けてきた
全てが伏線で、このラスト数分の”映画”との
対比として作っていたのだとしたら!
そんなわけないか…。
何とも心地良いロードムービー
亡き親友と旅するロードムービー。
こうゆう匂い、すごい好きなんですよ。
あと今までイメージになかった永野芽郁が見れたのも良かったです。
主題歌がピーズなのも個人的に好き。
自分的には共依存というよりも、相棒って感じでした。
何とも心地良いロードムービーでした。
自分の弱さをなすりつけられた彼女とその人に寄り添う人の物語
幼少期に受けた虐待
全て自分が悪いと思ってしまう
親からお前が悪いと、自分のせいにされて
彼氏からもお前が悪いと言われて
全て私が悪いんだと思ってしまう
結果、友達には理解不能な行動をとってしまう
悪循環からどうやったら抜け出せるのか
このような状態に陥るといい人に出会うことも難しくなってくる
みんな、自分の弱さを、自分より弱い人になすりつけて、傷つけていく
彼女はその被害者
ただ、彼女には唯一、信頼できる友達がいた
辛い目に遭っている彼女にとって、唯一実感できることが、その友達がいるということ
友達の存在は大きい
死にかけている人をどうやって助けるべきなのか、
考えさせられる映画だった
可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、 この映画の中では常にタバコを吸っていて、 破天荒で乱暴な言動が意外だった。ラストシーンはちょっと泣ける。
動画配信で映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見た。
劇場公開日:2022年9月30日
2022年製作/85分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
永野芽郁
奈緒(本田なお)
窪田正孝
尾美としのり
吉田羊
タナダユキ監督作品は
ロマンス(2015)
ロマンスドール(2020)
百万円と苦虫女(2008)
を見たことがある。
シイノ(永野芽郁)はブラック企業で働いている。
お昼に中華料理屋での食事中、
店のテレビで見ていたニュースで親友マリコ(奈緒)の自死を知った。
マリコは幼少期から父親から肉体的、性的虐待を受けていた。
マリコが不幸過ぎて不憫だった。
そのことをシイノは知っていた。
マリコの実家を訪ねたシイノ。
マリコの遺骨の前に座り込んでいる父親(尾美としのり)
から遺骨を奪い、
窓から飛び降りて裸足で逃げ去った。
友達の遺骨をどうするのよ?
と思ったが、
とにかくそうしたかったんだと思う。
遺骨を抱えたシイノはマリコが
「海に行きたい」と言っていたのを思い出す。
列車とバスで海へ向かう。
そこで事件が起こる。
何このアクシデント?
と思った。
予想外過ぎる。
途方に暮れるシイノだが、
通りかかった青年(窪田正孝)に助けられる。
窪田正孝がいい人過ぎるだろと思った。
可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、
この映画の中では常にタバコを吸っていて、
破天荒で乱暴な言動が意外だった。
ラストシーンはちょっと泣ける。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
身近な人が死んだときにもう一度見たい映画
メンヘラに振り回されながらも依存していた主人公が吹っ切れていくストーリー。自殺を止められなかったやりきれなさや、社会人の大変さなどが伝わってきて辛いけど、見終わったあとスッキリした気持ちになれる。
あと、窪田正孝がかっこよくてびびる。
腐れ縁 誰かの死
日夜報道される殺人事件や自殺の報道それは誰かの知り合いであり家族であるのは、当たり前のことである。それは突然シイノトモヨ(永野芽郁)に突然やってきた知らせでありそれは親友のイカガワマリコ(奈緒)の死であった。マリコは幼い頃から毒親の父に虐待を受け身体に沢山の傷を負っていた。
上の学年に行くに連れ彼氏が出来てもダメダメ彼氏で常に傷ついていた。その相談を毎度聞いていたトモヨはめんどくさいと思うことも何度もあったがトモヨには、友達と呼べる存在が居なかったのだ。これこそ女の腐れ縁と言うやつだろう。
男だから女だからと言うのはジェンダーに反する発言のため控えたいが、現代を生きている若者には毎日を生き抜く事が難しいのは確かに分かる。誰にも何かしら事情はあり生きることさえ辛くなってしまうそうさせてしまっているのは、この世の中であり人々との衝突が原因なのはあるのだろう。
人間そう簡単には死ねない。死んでも死に切れないんだろう。私たちは何を楽しみに何を糧に生きているんだろう。あの子は今何をしているんだろう。あいつは今どこでどうして生活しているんだろう。そういった事を改めて考え直せた映画でした。
永野芽郁さんの新しめな役すごく良かったです。母性の映画とはまた違った顔流石だなと感じました。
やさぐれ永野芽郁ちゃん
映画が公開される時期に、色々と、芽郁ちゃんの本作品の役どころシイナのことが話題になってました。
普段はタバコを吸わない彼女が本作のために役作りでタバコのふかし方を研究したり、やさぐれシイナをどのように演じるか、いろいろ考えたそうです。
子どもの頃から芸能界でお仕事をしている永野芽郁ちゃんですが、私は世間の清純派のイメージより、今回のシイナのほうが勝手に自然に近そうなんて感じました。
芸能界にいたらみんなぶっ壊れるやろなーなんて思うからかもしれません(勝手な偏見)
たった一人の友人マリコが、ある日突然自死してしまう。マリコといけなかったまりが丘岬へと旅立つシイナ。
2人の思い出はけして楽しくてキラキラしたものではなかったのに、思い出す記憶の中のマリコはキラキラしている。
ぶっ壊れた世界で、生きることに疲れてしまったマリコが最後にシイナへ向けて書いた手紙にはどんなことが書かれていたのかな。
❝二度と会えない人に会うためには、
生きつづけるしかない❞
なるほどなぁ。
そうよねー。生きてりゃ夢で会えたり、思い出を思い出したりできるものね。
とても良い台詞ですね。
永野芽衣の新境地
遺骨奪還までのドタバタ劇は見ごたえあり。その後のロードムービーは偶然に頼りすぎな展開が多いし、ちょい微妙。重要なキャラは美男美女なので本当は三枚目な役者のほうがリアリティはでそう。
だが、永野芽衣が大声を張り上げる演技は新境地というべきか、迫力が画面越しにも伝わってくるほど良い。ボサボサの髪、タバコの吸い方、割れたスマホ画面などの環境設定もガサツな女をさりげなく表現できている。飯をかっくらうシーンなんか豪快すぎて思わず笑っちゃう。
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