「主人公のグリーフワークがテーマ」マイ・ブロークン・マリコ 翼さんの映画レビュー(感想・評価)
主人公のグリーフワークがテーマ
窪田正孝演じる男のセリフがこの映画のいちばんのメッセージだろうか。私にはそう感じた。
「風呂に入って良く寝てちゃんと飯を喰わないと、人間ろくなこと考えられなくなります。」逆に言えば、どんなにつらい事があっても、お風呂入って温まって良く寝て、ちゃんと食べなさい。そうしたら徐々にまた日が昇りはじめるよと、そんな言葉を受けとった。
そしてもう一つ「もういない人に会うには、自分が生きているしかない。」男にプラットホームでの別れ際もらった言葉の余韻が残った。
「自分を大切に」と彼は2回言っていた。
最後、手紙を読みながら主人公が笑顔になっていったことに救われた。
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