「4人家族の幸せの修復を一番願ったのは、お父さん、だったのでは?」この子は邪悪 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
4人家族の幸せの修復を一番願ったのは、お父さん、だったのでは?
家族が交通事故に遭った時点で玉木宏の心は壊れたのではないか?
妻は意識不明の植物状態。
次女の月(ルナ)は火傷で顔を損壊。
長女の花は責任感から心を閉ざす。
そんな家族の復活・・・事故以前の幸せな4人家族・・・
その修復を願ったのがお父さん(玉木宏〕だった。
悲しい話しですね。
《戻って来ない幸せな生活》ってありますね。
玉木宏が退行催眠とか言ってるけれど、結局は催眠術でしょ。
そして玉木宏の行動は犯罪でしょ。
まぁ確かに不幸な一家が、不幸に目を瞑って、
「幸せなんだよ、ウチの家族は」と信じ込む話だけど、
辻褄が合わないというか、偽の幸せですね。
それを一生懸命「幸せ家族」を演じる花(南沙良)が、陰影ある演技で
多少、良かったけれど(美少女ですね)
全体にトーンが暗くて、特に面白くもなく、
ホラーってほどの仕掛けも薄い。
「ウサギ」がポイントなのだけど、その仕掛けも結構に不発!
玉木宏は何か隠してそうな、或いは新興宗教教祖的な
心理療法室の院長。
二面性を楽しそうに演じていたが、やはり怖さがイマイチだった。
「この子は邪悪」って、まぁラストで誰かわかるけれど、
それまでの伏線がひとつもないのに突然、
邪悪になりますかね。
楽しそうに暮らしてたじゃないですか?
どうしてそこまで恨んでたのか?
納得がいかない。
ラストにショックなエンディングを付けるためにとってつけたような
後出し邪悪(笑)。
絆創膏を貼るみたいに少女を誘拐したり、
身代わりの妻を催眠術をかけて家に入れたり、
立派に犯罪です。
ホラーとしてもサスペンスとしてもミステリーとしても、
私は納得出来ませんでしたね。
今晩は
”家族が交通事故に遭った時点で玉木宏の心は壊れたのではないか?”
ここまでは、私の感想と同じです。
只、私はホラー映画を観慣れていない事が関係していると思うのですが、この作品、面白かったんですよねえ・・。
何が言いたいかというと、映画って観る人のバックボーン(私で言えばホラーは映画館で観ない、怖いから・・。でも今作は見た。)で、絶対的な名作は除いて、鑑賞側の様々な捉え方をレビューを拝読し、成程なあと思う事って大切なんだと思っています。
自身の観方に対して、違う意見を許容する姿勢って、何事においても大切だと思います。(と言いながら、会社では、パワハラ上司で有名ですが・・。)私は、映画は寛容な気持ちで観たいんですよ・・。では。
あ、返信は不要ですよ。明日は、4時起き何で・・。では。
イイねコメントありがとうございました😭。特に面白い映画では無いのはおっしゃるとおりですね。ただ小話的には好きな人も一部いるのかなとは思います。ちょっと催眠が神がかり的で不可解でした。共感です❗️よろしかったら私の欄もご覧ください。ありがとうございました😊😊。