「Nは肉体のN」N号棟 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
Nは肉体のN
予告は結構好きなタイプな作りで割と期待していたものの、評価はかなり悪し。まぁ、期待していると言っても日本ホラー映画は★2.5が普通と思って見ているので、それより高い評価を付けれたらいいかな程度。結果的には普通よりはよく出来ていて、まぁ嫌いじゃないくらいの映画でした笑
内容の規模感で言えば、2月に公開された「真・事故物件 本当に怖い住民たち」と同じくらいだけど、こっちの方が断然真面目に作っているし、断然本作派。割と上映館も多いし、作品の規模感だとホラーにしては大きい方なのかも。ストーリーも至ってシンプルで、捻りがないっちゃないんだけど、テンポはいいため退屈せずに楽しめました。
胡散臭くて雰囲気はいいんだけど安っぽさは否めない。無理があると言うよりはバカにされているような気になる。ベースは凄くいいんだけど、見せ方の下手さとか説明の無さが多く見られてもったいない感じに。やっぱりどういうこと?が多いホラー映画はちょっとキツイです。良作になる可能性を秘めていたんだけどなぁ。
結局グロに走っちゃうのも邦画ホラーあるある。
なんかテーマとはブレている感じがして、グロイのは基本的には大歓迎なんだけど今回は違った。もっと上手い終わり方はなかったのか?期待していたことはやってくれたけど、それからの展開が微妙。一応ホラーなんだから、グロいで怖がらせるのはやめよーや。
でも、本作の見どころはなんといっても筒井真理子。
萩原みのりもなかなかの演技力で彼女の良さを引き出せていたけれど、筒井真理子はそんな主人公を食うように魅力爆発。不気味で怖くて恐ろしい。この作品にピッタリの役者で最高に良かった。筒井真理子の気味の悪さをみれただけで満足です笑
まぁまぁ、割と好きでしたよ。
主題歌、雰囲気にあっているかは別として、めちゃくちゃカッコよくて惚れました。
日本のホラーは今年度は中田秀夫監督×相葉雅紀の「それがいる森」とか橋本環奈の「カラダ探し」とかかなぁ。きさらぎ駅はつまらなさそう過ぎるのでパスで笑