「ハラが立つ。犬好きは、決して観てはいけない。」ハウ ベーコンえっぐさんの映画レビュー(感想・評価)
ハラが立つ。犬好きは、決して観てはいけない。
犬を飼うなんて、所詮こんなものでしょ?
と、ペットについて舐めているとしか思えません。
飼うのではなく、一緒に生きるんです。
スタッフは犬と暮らしたことがないと思います。
いい加減な里親決めの冒頭から違和感ばかりですが、中盤まではハウ君の愛らしさで何とか鑑賞していました。
そして、修道院での雑で乱暴なくだりでついに気持ちが離れてしまいます。
しかも「その後、どうしたんよ?」という大事な部分が切り捨てられて、また放浪の身となっています。色んな人間の中を彷徨いながら、ついに再会・・と思ったら・・・「はあ!?」(唖然)
開いた口が塞がらないとはこのことです。
このラストは誰にも想像出来ない、違う意味でのどんでん返しで、これはありえないです。劇場で観ていたら「金返せ」と言いたくなります。
途中、ナレーションやセリフで「思い出さなくなった」と前フリがありますが、本当に大切な存在を失くしたら、忘れることなんて絶対ないです。
ハウ君の気持ちは全く無視。離婚に巻き込まれた子供たちのようです。
ハウの長い旅路とともに、一緒に応援していた観客の気持ちも完全に無駄になります。
ハラが立つ、虚しい作品です。
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