「子どもって複雑だけど全てわかっているのよね。」カモン カモン ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもって複雑だけど全てわかっているのよね。
子どもは可愛いし、ましてや血の繋がった子ならばたまらなく愛しいもの。
だけどほんと大変だよなぁ、っていうのが正直な一番の感想。
9歳の甥っ子ジェシーを預かることになったホアキン・フェニックス演じるジャーナリストのジョニー。
知的だけどちょっと変わったところもあるジェシーに振り回され、うまくコミュニケーションが取れず・・・。
モノクロで子供が中心にいて、というと近作では「ベルファスト」もあったのでそれと比べてしまい、ちょっと物足りなく感じたのですが、それはきっと私の好みの問題でしょう。
ホアキンは「ジョーカー」の後にこの作品を選んだのは大正解でしょうね。ヴィランとは真逆の役でひたすら受けの芝居に徹していて役者としての幅を感じました。無垢なところはなんとなく「her/世界でひとつの彼女」の頃を思い出していました。
温かい良作です。
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