劇場公開日 2022年5月6日

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「なりたい自分に」マイ・ニューヨーク・ダイアリー MARさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5なりたい自分に

2022年5月23日
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知的

幸せ

ファンレターへのテンプレ返信を送る仕事に疑問を持ち始めた出版エージェンシーの新人アシスタントのジョアンナ。そんな中、超大物作家からの電話を取ったことから、秘めたる思いが溢れ出し・・・といった物語。

初っ端から「一方通行」の標識。切ないですね。
色んな人からの、サリンジャーへの熱いファンレターを見ていくうちに・・・という展開とアイデアは面白いですね。月並みな言い方ですが、夢を追う若き女性の良き物語です。

全体を通し、数々の悩める人々の想い、そしてサリンジャーからの言葉に触発されるジョアンナの姿は良かった。取り繕った結果、大物作家を前に自身にも上司にも恥をかかせてしまうとこなんか、若き夢見る女性の歯痒さと微笑ましさが感じられる。

見てもらえない手紙を悲しむジョアンナ・・・しかし形は違えど、同じ事を元カレ(?)に。。

そんなこんなで良いポイントは数々あるんだけれど、未熟者のワタクシ、恥ずかしながら出版エージェンシーというものをよくわかっておらず、マーガレットやジョアンナ達が一体何をやっているのか理解できず、地味に物語をロストしてしまったのが痛かった・・・。

それでも、最後のジョアンナの粋な計らい(?)は良かったですね。爽やかなラスト♪
新しい物語が始まるのでしょうか。

そして気になったのは落第の女学生。ジョアンナの所為だなんて言ってたが、返事の内容云々は関係ないですよね(笑)?
あとはジョアンナ、夢見る若き女性としては応援したいけど、恋する女性としては・・・。。。
確かに彼も良くないところはあったけど、あんたそもそもカールのこと・・・(笑)

そんな細かい所が気になりつつ、ジョアンナが本当になりたい自分に気づき向き合っていく様は良かったけど、その仕事内容について理解していたならもうちょっと面白い作品だったのかなぁ~と。もの知らずな自分が残念(笑)

MAR