「主人公に激しく同情できる。すごく楽しいラブコメ。そして予告以上になかなか切ない」左様なら今晩は 映画倫理機構さんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に激しく同情できる。すごく楽しいラブコメ。そして予告以上になかなか切ない
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ちょいちょい残った謎が(未回収の伏線)あったような気もしますが、そんなに気にならないですし、全体的にかなり楽しめました。
はじめは鬱陶しさを感じて追い出そうとする主人公が、段々と幽霊に恋をして、恋人同士のような関係になっていく。
はじめの頃はあんなに嫌がってたのに、後半にはもう、完全になくてはならない存在になり、「自分の身が死後の世界に引き込まれようがなんだろうがどうでも良くて、それくらい幽霊のことが好きで、ずっと一緒にいたい。」という萩原さん演じる主人公の気持ちに深く共感。もしヒロイン(愛介)が幽霊じゃなければこのまま二人はずっと一緒にいられたのに、なんで、、と何度も考えてしまう。本編映像にある、初めて二人が顔を合わせて主人公がビビってる頃を思い出すとほんと泣けてきます。
観賞日の夜に思い出して切なくなり、しばらく切ない余韻が残ってしまうパターン。
しかも会社の後輩の女の子もいつの間にか主人公のことなんかあっさり忘れて別の男と一緒になってますし、愛介も自ら成仏しちゃって、最後完全に主人公ひとりぼっち、モテ期は足早に去っていって(といっても愛助は好きじゃなくなってあの世へ去った訳ではないですが)取り残されてぼっちになった主人公にこれまた同情。
ほんと、切ないです。
でもラストの後日談の映画館のシーンで、愛介が生まれ変わって幸せになって、幽霊の時の記憶が残っていて、そして近所にいるであろうことがわかったので、人間の少女として再会する可能性もあるのかな? とも想像できるのが救い。
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