劇場公開日 2022年4月16日

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「低賃金というより人権侵害」メイド・イン・バングラデシュ アツコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0低賃金というより人権侵害

2022年11月4日
PCから投稿

ファストファッションが
お手頃なのは
誰かが低賃金で作ってくれているから。
知ってはいたけれど
この映画で、
こんな人たちがこんな風に働いて作っているんだなと
目に見えて分かりました。

国の経済状況にもよるから
私たちが低賃金と思っていても
働き手の人が低賃金だと思わないお給料をもらえるなら
それはそれでいいと思う。
実際中国でもほんの20~30年前まではは日本人から見ると
かなりの低賃金で仕事をしていたと思うけれど
だんだんと国の経済力が増し、賃金も上がってきている。
日本人が足元にも及ばないお金持ちもたくさんいる。

問題は人権を無視して働かせていること。
労働者を使い捨てのように扱って人として尊重してないこと、
女性だからという理由で男性よりも給料が低いこと、
心身を害するおそれのある過重労働、
言いなりで物を言わせないパワハラ、
労働者が団結することを阻むこと、
セクシャルハラスメント・・・・。

人権を守るためには
知ること、学ぶこと、考えること、団結すること。
これはバングラデシュだけの問題では無いと思う。
どこの国でも人権を尊重しているのか
常に問い続けることが大切。

アツコ