「いろいろと腑に落ちない」最初の恋、最後の恋人 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろと腑に落ちない
病気を患った人の苦悩を描く物語って少し苦手だったりする。でも、最近観た「余命10年」はよかったし、なんなら泣いちゃってもいる。苦手と言いながらも、いいものはいい!と思ってしまうのだ。
でも、本作はダメだった。まず、付き合っている彼氏がいるのに、自分にがんが再発したことを知ると別れて実家に戻ってしまう。いや、別れたことさえもわかりづらかった。さらに、余命を生きるのにしたいことは何?と聞かれ、恋がしたいとのたまう。
そもそも2人が会わなくなったきっかけがちゃんと説明されない。あのときどんなことがあったのか?なんせ、8年(7年?)も連絡とらないくらいに関係が壊れてしまうようなできことなんだから。もし、彼がアルツハイマーの発症を恐れたのだとしても納得がいかない。アルツハイマーって、そんなに若いときから発症することがわかるわけがないんだもの。
クライマックスと言える場面も、意外とあっさりしている。涙もろい人には泣ける場面なんだろう。でも、もう少し盛り上がりを期待してはダメだろうか。
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