劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のレビュー・感想・評価
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新鮮味はないけど
「ドラマの映画化?どーせ、あの感じなんでしょ?」
と、ちゃんと観たこともないクセに、偉そうにタカを括っていた私だが、イヤに評判の良い映画があるとのことで劇場を予約。
テレビドラマは一回も観ておらず、鑑賞前日に第1回の放送分を確認。「あ、コレ良いかも」くらいの感覚で劇場へ。
朝イチ上映回だがほぼ満席。
映画そのものは、まあ、言ってみれば「コード・ブルー」「海猿」「踊る大捜査線」的な映画であることは予想できていたワケだし、実際に予告編で起きる以上のことを期待すると、そーでもない。
まさに、誰もが想定する「そういう映画」であることは現実にその通りなのである。
ただ、見せ方でこんなに違うのか、と驚かされる。
まずは役者たちの好演。
プロフェッショナルの技術と矜持と覚悟がひしひしと伝わってくる。
おそらく、現実の医療の原則からは逸脱してる部分もあるんだろうけど、大事なのは「説得力」。喜多見先生の指示ひとつひとつ、患者にかける声の一言一言が、魔法のように聞こえたのは、多分私だけではないはず。
鈴木亮平って、完全に顔は「コワモテ」タイプなのに表情がすごく良い。
そして、テンポの良さ。
次々にあちらこちらで複合的かつ断続的に起こる事象、そして、その都度「選択」を迫られる登場人物たち。
そのドキドキが最後まで継続する。
私が単純に歳を取ったからなのか。
古い友人が救急医療の現場で働いていたからなのか、上映時間の8割ほどの時間は目がずっとウルウルしていた。
一つ気になるのは、おそらくお決まりっぽい最後の「ゼロですっ!」ってヤツ。
もちろん「死者ゼロ」がこの分野においては最上の目標だとは分かるけど、隊員たちの必死な活躍で守られた「生命」「家族の安心」「子供の将来」が、結局「数字」に置き換えられる薄情な感じというか…。
とはいえ、なんということもないシーンにも、すごく熱量があって、エンターテインメントとしては最上級。
ただ、繰り返しになるけど、観る前に想像した通りの映画です。
でも、観てみて損はありません。
喜多見&音羽
Symphony
ドラマは見ていましたが、ちょっと前なので内容も薄れていましたが、最低限の知識があれば大丈夫だなと思い劇場に突撃しました。朝イチの上映でしたが、さすがはGW、とんでもない人数の観客がいました。
物語も展開も想定はできていました。それでも面白かったですし、役者陣の熱演が素晴らしかったですし、何より泣かせにかかっているのが分かっているのに感動しました。
まず序盤、飛行機火災の現場でのMERの対応がとてもスピーディーで、映画の雰囲気を感じさせるのに最適な尺かつ、MERとは何ぞやをサクッと説明もしてくれるのでとても良かったです。
とにかく危険な現場だけれど、その危険に真っ向から立ち向かっていく姿のかっこよさをこれでもかと詰め込んでいました。
今作のメインは高層ビルの火災でビルに取り残された人々の救助というのが肝になってきますが、横浜のMERと東京のMERとの対峙や、政治家の陰謀がそこはかとなく混ぜられています。
パニックになった時に一目散に逃げ出してしまい、二次災害が起きてしまう恐怖も最初から最後まで満遍なく描いていましたし、実際にそれで大怪我や命の危機に陥った人たちも出ているという災害現場の悲惨さが画面からひしひしと伝わるものになっていました。
いざこの様な状況になった時に、子供の方が冷静に対応できるという図には割と納得がいって、大人の方が助けを請うために全力で逃げようとする図もちと恐ろしかったです。
東京と横浜のMERの協力、医療団体の手助け、様々な人たちが入り組みながらも、全員目的は死者を出さないという最大目標に突き進んでいく姿に少し目頭が熱くなりました。
役者陣、鈴木亮平さんは凄まじかったです。普段の優しそうなフェイスから現場での絶叫、魂を削るかの如くの演技に圧倒されっぱなしでした。
杏さんのクールビューティーな感じも最高でしたし、役者陣の体当たり演技には頭が上がりません。
少し残念だったのが、分かりやすいくらい泣かせに来ていて、そのせいでテンポが悪くなってしまったのが惜しかったです。愛を伝えたいのは分かるのですが、あの現場でそんな事で悶えてたら間に合わんよとフィクションでも難をつけたくなるくらいのテンポでした。
怪我をしている消防隊員が要請を聞いた瞬間に、全員立ち上がって救助に行くのはギャグかなとも思ってしまいました。
現場での緊迫感、そこからの救い、大団円。綺麗に最後まで描かれていてとても良かったです。ドラマシリーズをまた見直そうかなと思いました。役者陣、制作陣お疲れ様でした。
鑑賞日 5/1
鑑賞時間 9:20〜11:45
座席 E-6
観たら実感する
とにかくカッコいい、そして、興奮しました
僕はテレビドラマを観ていないのですけれど、最初の飛行機事故の場面からもう、「スゲェ、カッコいい!」と思いました。
飛行機は燃えていて、飛行機のジェットエンジンに燃料漏れがあって、もしも燃料に引火したら大爆発。
自分自身の命さえ危険な状況で、人の命を救うなんて。
いえ、もちろん「ドラマだから」なんだけど、人命救助に命までかけて活動するチームは、カッコよかった。
クライマックスのビル火災で、ガソリン爆発に巻き込まれて怪我の治療を受けていた消防職員が、医者から今動いたらダメだと言われるのに対して、今行かなきゃいつ行くのかと言って傷ついた体で現場へ向かうところなんか、カッコよくてたまりませんでした。
政治利用の汚い思惑を持った大臣や、都知事や、上層部にはいろいろな立場や考え方がありながら、MERのメンバーも、消防職員も、現場のみんなが人命救助の一つの目的のために必死で戦うのは、感動的でした。
ピンチに次ぐピンチの連続で、手に汗を握って鑑賞しました。
とても良かったと思います。
(自分にとっては今の時点で)今期の最高の映画でした
自分はTV版は一切見ていません。その上ので感想(私ごときがレビューとはおこがましいです)になりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
結論から言って、すごくいいです。(今の時点で)今期の最高の映画でした。
やはり、命を扱う映画・ドラマは強いですよね。やはりそこに感動が生まれます。ちょっと話の展開が良すぎる点もありますが、今年のWBCをみたら、なんかそんなことあるかもね?って気がしながら観てました。
TV朝日が「ドクターX」ならば、TBSは「東京MER」で対抗を考えているのでしょうか? 見方、感じ方 人それぞれでしょうが、やはりスーパードクターの物語なのでしょう。
余計な話ですが、突っ込みたくなる個人的な感想を4つだけ
①なんで横浜MERなのでしょうか? 東京MERに対抗するなら神奈川MERだと思うのですが。。。。
②東京都知事が若すぎる気がしました。
③この手の展開で、赤ん坊の泣き声で母親が復活するのはお約束ですよね。
④続編が出るとしたら、次は、a)自衛隊との共同戦線か、b)島嶼部での展開ですかね? 続編出るのかな?
<主な基準(評価をぶれないようにするためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
TOKYO MERファンなので楽しめました。
TOKYO MERの他に、YOKOHAMA MERという精鋭救命医療チームが新たに登場します。
爆発して炎上するランドマークタワーに飛び込んで、救命活動するTOKYO MER、消防隊の活躍が、一番の見所です。
予告編だけでは、この作品のストーリーは分からないので、TOKYO MERファンなら、大スクリーンで観て後悔しないでしょう
映画化大正解!
鈴木亮平がブルース・ウィリスに見えてくる
今まで見た映画で一番良い作品でした。
本作が人気シリーズとなったのは指示も的確でスピーディーな手術シーンと畳みかけるようなクライシスシーンにあります。
2021年にドラマで放送され東京都を舞台に、最新の医療機器とオペ室を搭載した走る緊急救命室(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」(東京モバイル・エマージェンシー・ルーム)の活躍を描く本格救命医療ドラマです。彼らの使命はただ一つ…『死者を一人も出さないこと』。
物語はTOKYO MERが正式運用を開始してから2年の月日が流れていたある日のこと。横浜・ランドマークタワーで、放火による爆発事故が発生します。数千人が逃げ惑う前代未聞の緊急事態に。地上70階の展望フロアには193名が取り残されているとの情報がもたられます。
爆発は次々と連鎖し、人々に炎が迫り、混乱のなか重傷者が続出しますが、炎と煙で救助ヘリは近づけません。まさに絶体絶命の危機のなかで、神奈川県の要請を受け出動することになったTOKYO MER。
そんな彼らの前に現れたのは横浜市に創設された厚労省直轄の救命救急チームYOKOHAMA MERでした。展望フロアに取り残された人々を救出に向かおうとするチーフドクターの喜多見幸太(鈴木亮平)に対してYOKOHAMA MERチーフの鴨居友(杏)から待ったをかけられてしまうのです。TOKYO MERのモットーである「待っているだけじゃ、救えない命がある」と、対するYOKOHAMA MERのモットーは「危険を冒しては、救えない命がある」とまさに正反対の考えを持っていたのでした。そして背景には、ふたつのチームの対立を煽り、TOKYO MERを自分たちの管理下に置きたい厚生労働大臣の両国隆文(徳重聡)が暗躍していました。
そんな中、193名の中に喜多見と再び再婚した千晶(仲里依紗)の姿もありました。千晶は妊娠後期で、切迫早産のリスクを抱えていたのです。現場に突入した喜多見は医者として、夫婦として最大の決断を迫られる事になります。絶望的な状況の中、喜多見の脳裏には2年前喜多見から処置を受けるも、治療の甲斐なく息を引き取ってしまった妹の涼香(佐藤栞里)の悲劇がよぎります。涼香の死によって打ち砕かれた死者ゼロと言う信念。もう誰も、死なせはしない!喜多見とTOKYO MERの戦いが始まります。
いつもながらTOKYO MERのメンバーは、どんな危険も顧みず、レスキュー隊隊員たちと一緒に現場に取り込んでいきます。毎回無事助かっているからいいものの、あんなこと毎回やっていたら、絶対にどこかで犠牲者が出て、統括する赤塚梓知事(石田ゆり子)の責任問題となっていたことでしょう。それでも「死者ゼロ」を合い言葉に、無謀な救助活動にのめり込で行くところが、ドラマ的には面白いところ。
でも現実に考えてみたらYOKOHAMA MERの鴨居の信念である危険を冒しては、救える命も救えなくなるではないかというのももっともなものです。ただ本作では、今手を差しのべなければ救えない命がある事態に直面して、そんな鴨居の考えがどう変わるのかということが本作の見どころです。
またドラマ版でチームを離れ厚労省MER推進部統括官としてMERを全国の政令指定都市に拡大する計画を進めていた音羽尚(賀来賢人)は、今回のランドマークタワーの火災現場ではMER統括官として全体指揮を執っていました。鴨居とは昔恋人の関係にありました。また上司が両国大臣であることから、当初は喜多見の行動を監視し、押さえ込む役割を演じていたのです。しかし、昔の仲間がピンチに陥ったとき、官僚の仮面をかなぐり捨てて、ドクターとして覚醒する音羽の本心を見せるところもよかったです。
さらに喜多見と涼香に好意を寄せていた音羽を突き動かす涼香を死なせてしまった喪失感が、救出劇全般に色濃く漂うことも、ドラマ版を見てきたものにはこころ打つ展開となりました。
ところでドラマ版の最後の最後で喜多見は見事と別れてしまっていた千晶と再婚にこぎ着けたというのに、離婚の原因となった家庭を顧みず仕事にのめり込むことを、またやらかしてしまっています。千晶は切れて横浜の実家に帰ってしまい、今回の事故に巻き込まれてしまうのです。喜多見の見せるうろたえぶりは見物でした。
救出を通じて深まった夫婦の絆。本当にお幸せにといいたいですね。
松木彩監督は、日曜劇場で福澤監督と『半沢直樹』や『下町ロケット』などの人気作を演出してきました。本作が人気シリーズとなったのは指示も的確でスピーディーな手術シーンと畳みかけるようなクライシスシーンにあります。
劇場版は、ドラマ版を見ていなくても楽しめるないようになっていますので、ぜひご覧になって救命医療のあり方やドクターカーの必要性について考えてみるきっかけとなればいいと思います。
せりふ量やっべ。
皆様に質問!開始5分で涙ぐんだ人いますか?
絶対に泣くのがわかってたので、後ろの端っこの席を確保して、鑑賞しました。
お約束通り、事故現場からストーリーが始まるのですが、始まって5分で気分も昂ってたこともありなぜか、救出シーンで泣いてした。
周りは誰もないてないのに・・
やっぱり歳を取ると涙もろくなって困ります。
同じように始まって5分で泣いた人いますか?
肝心な内容ですが、ドラマの流れ通りだったので先読みしてしまいがちでしたが、それでも楽しめました。
TVドラマを見ている方がストーリーにも入りやすいと思いますので、ドラマを見てなかった方は、全話見てからの鑑賞をお勧めします。
ドラマで出演していた懐かしいキャストが総出演!
横浜MERの鴨居チーフも超ムカついたけど、最後はかっこよかった!
最初、奥さんの千晶がなんて夫を理解しない悪妻に見えましたが、中盤患者を第一救い出すように言う時は、もっと夫に構って欲しかっただけだと、理解しました。
全てがお約束通りの内容で、わかっていても楽しめました。仲間との絆はやっぱり最高!
ドラマを見ていた方は絶対鑑賞すべきです。
本作のテーマは、きっと「因縁との闘い」
いやぁまいりました。公開前からストーリーや結末をこれほど予告編だけで読めてしまう映画も珍しいでしょう。いざという時にニュッとスロー&無音演出の中出てくる手。手。手。ご都合主義の連続です。だが、しかし「はいはい」とならず「待ってたよ!」となるのが本作のすごさですね。特別ドラマはやや興醒めなところがありましたが、本作はスケールがスケールだけに演出も終始ド派手でなかなか飽きない。うーんすごい映画だ。もう一回観たいなと率直に思ってしまった。
レビュータイトルは本作の重要なテーマでしょう。鴨居チーフは10年も前の気持ちを変わらずに胸の奥に抱えたまま「音羽統括官」と対峙していたし、「尚」は尚で喜多見涼香を救えなかったがゆえの残像と対峙していた。喜多見チーフもまたそうですね。それぞれの因縁がクライマックスに向かってどう昇華するかというところに本作最大のカタルシスがあり、観た後の爽快感につながっているわけですね。お約束や定番、勧善懲悪的なノリもよかったですし、ジェシーくんにもちゃんと見せ場がありました。徳丸くんのスプリンクラーと赤ちゃんの泣き声はずっと待っててよかった。
長々と書いてきましたが、白金大臣(もっと映してほしかった)の「音声送っといて」と、久我山さんの影のナイスプレー&去り際拍手にノックダウンです。ずるいよ。あれだけ何度も観たいなぁ!白金大臣のセリフがもう少しあれば5.0でしたが、あまりにも少なかった(でも存在感は最高)ので、そこだけ引いて4.5でした。もっと出てきて、白金大臣、もとい白金官房長官。
GW、映画でも見ようかなぁと思ったらこれ!見る人選ばず、裏切りません!
とにかく!ハリウッドばりのド迫力!
炎が迫り、次々と危機が迫り
手に汗じっとり握りしめながらこちらが見守る中、
懸命な救助活動が続く…
あっという間の2時間
全く、気をそらさせない
俳優陣の気迫の演技とロケやセットなど
シーンの作り込みはハンパなかった!
喜多見チーフのキャラがまたいいよね
現場では、冷静で優秀な救急医だけど、
家庭人としては欠陥だらけ
それを自覚しつつも、明るくごまかすしかできず…
そんな、おちゃめでクールすぎないリーダ像は新鮮!
鈴木亮平、ハマり役ー
賀来賢人の音羽もよかった
セリフもアクションも少ないのに、
伝わってくるものがあった
まー、
これはありえないよねーとか、ちょっとあざといよねーとか、
そういうところは置いといて、
GWを楽しむエンタメムービーとしては
かなりの完成度だと思います!
リアリティはないけれど…
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