劇場公開日 2023年4月28日

「医療ものでこんなに楽しめて感動できたのは初めてかも…!」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 かるーあさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0医療ものでこんなに楽しめて感動できたのは初めてかも…!

2023年7月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

前知識ゼロのドラマ未視聴勢です。
とても面白いから是非観てほしいとの声があったので遅ればせながら観てきました。

…これめちゃくちゃ面白いじゃないですか!

医療ドラマの劇場版だし、現場をよそに足を引っ張り会う内部の派閥争いとかあるんだろうな、と想像していましたが全く違いました。考えが真っ向に対するところはあれど、それはその先の胸熱展開に繋がるので良しです。

派手な爆破、一難去ってまた一難…状況が怒涛に変化する展開、【死者ゼロ】という理想を求め救える命のために走る隊員たち、それを支える増援部隊や都知事たち、そして現場にいる全員が諦めなかった先にある結末に涙…。

これでいいんだよ、いやむしろこれがいい!と心から思える医療×アクションな王道ストーリーで大感動しました。

特に主人公の喜多見チーフに惚れました。
なにをどう言われても「…ですね!!」と爽やかな笑顔と共に言われると嫌いになれる訳がありません。個人的にとても好きなタイプの主人公です。

医療ものなので手術シーンも勿論見応えあり。
(グロいのが超苦手な私でも目を背けずに観れたので多くの人は大丈夫かと思います)

おそらくドラマの中で培ったであろう息のあったチームプレーで良い意味で淡々と手際よくオペを行うところに、映画だということを忘れて医療従事者のドキュメントのような感覚で観ていました。

エンドロールにもありましたが、実際にこのような大変な現場で働かれている方々が沢山いるので、尊敬と感謝の気持ちは忘れてはいけないなと改めて思いました。

ここまで劇場版で楽しめたんだったらドラマも観ておけば良かったなーと後悔しています。
そもそもドラマの存在すらこの映画が公開されるまで知らなかったので、無知ゆえに後悔先立たずです。

「待っているだけじゃ救えない命がある」

そう、待っているだけじゃ出会えない作品があるのです。それをこの映画が教えてくれました。

ドラマを観ていなくても本当に楽しめるのかと不安な人もいるかと思いますがご安心下さい。
未視聴の私でも劇中3回は泣きました。泣き虫なので涙腺は人より脆い自覚はあるので参考になるかは分かりませんが。
それでも一つは心にグッとくるシーンに出会えると思います。是非劇場へどうぞ。

コメントする
かるーあ