「燃え上がれ、誰も死なせないという想い」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
燃え上がれ、誰も死なせないという想い
通常スクリーンで鑑賞。
ノベライズは未読、テレビシリーズは視聴済み。
熱い。とにかく熱い。冒頭の飛行機事故から一気に引き込まれた。ここぞと云うところで駆けつけてくれる喜多見先生たちはまさにヒーロー。連ドラの下地があるからこその安心感だ。
連続ドラマに引き続いてご都合主義の塊なのだが、これでいいのである。これこそMERのアツさの源なのだと、期待し求めていた展開がたくさん詰め込まれていて、感無量だった。
「タワーリング・インフェルノ」へオマージュが捧げられていることが明白なランドマークタワー火災は、スクリーンで観てこそ味わえるスペクタクルの連続で手に汗握りまくり!
誰も死なせない。それのみを信念に危険に飛び込んでいく喜多見先生たちの姿には無条件に胸を熱くするしかない。横浜MERとの対立もいいアクセントになっていて面白かった。
自らを危険に晒して他者の命を救う自己犠牲の是非を問いながら、チームワークの尊さ、仲間との強い絆を高らかと歌い上げて胸アツシーンを畳み掛ける展開に興奮しっぱなし!
積み重ねられた熱さが炎のように燃え上がり、とてつもないパワーとなってスクリーンから溢れ出し、感動の嵐だった。声援を送りたくなる衝動を堪えるのに必死だったほどだ。
ずっと待ち望んでいた劇場版。期待以上の作品で、興奮と感動の涙が終始流れる素晴らしい出来栄えだった。医療従事者への感謝に溢れたエンドロールに、追い打ちの落涙である。
[余談]
比奈先生の成長に涙が止まらなかった。スペシャルでも逞しくなった姿を見せていたが、後輩のジェシーに助言をしたり、炎が迫る中手術を敢行する勇気に目頭が熱くなった。
[以降の鑑賞記録]
2023/11/14:Blu-ray
2024/09/15:日曜邦画劇場(日本映画専門チャンネル)
※修正(2024/09/15)
コメントありがとうございます。また、拙文を読んで下さりありがとうございます。
中層階での火災発生やその燃え広がり方など、随所にオマージュ要素が散りばめられていましたね!
映画館で観てこその迫力でした。
しゅうへいさん、いつも、楽しく読ませて頂いております!
東京MER私も、初日に行きました。
迫力満点、ハラハラドキドキと感動
とても良い映画でした。
そして、しゅうへいさんが書かれていた
タワーリングインフェルノと同じ
シーン!炎を盾で押さえて通すシーンですよね?私も同じ事思いました。
マックイーンがやったシーンだ!と。
感激しました。大きなスクリーンで見て
本当に良かったです。