「クズまみれ」リコリス・ピザ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
クズまみれ
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アカデミー賞ノミネート作品賞ということで、なんとなくのあらすじを見ただけですが鑑賞。ちょっとワクワクしてました。
ただまぁ、引くほど面白くなかったです。めっちゃうつらうつらしてしまいましたがそのクズっぷりにギリギリ意識を保ち続けられました。
まず登場人物に魅力が無いのが欠点です。それすなわち俳優さんたちに魅力が無いと言っているのと同義ですが、まさしくそうです。言い方が悪くなってしまいますが、太っちょボンボン無策な自信家、性格がひねくれてる、成長が見られないという美点なさすぎな主人公、ヒロインも引くて数多のように描かれますが、常に口は悪いですし、時と場合によって人柄を豹変させるタチの悪いクズさを持ち合わせているものですから、こっちも好きにはなれません。
互いが互いよりも優位な立場に立ちたい、ラブコメでもどちらが先導するか(かぐや様がそのないでは真っ先に浮かびましたが、こっちの争いは非常に愛らしいものですから比較するのも酷でした)が肝になってくるのですが、2人ともマウントを取り合うばかりで醜い争いにしか見えませんでした。ドキドキも胸キュンも微塵も無いんです。オチも急すぎて、尚且つ駆け足すぎて全然スッキリしません。アメリカと日本との価値観の違いも大小あるとは思いますがそれにしてもこれは無いです。
古き良きのアメリカの姿は良かったですが、正直それくらいしか褒めれる所がありません。期待外れでした。
鑑賞日 7/5
鑑賞時間 17:40〜20:00
座席 I-9
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