「常に挑戦する兄弟」スパークス・ブラザーズ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
常に挑戦する兄弟
とにかく変人の兄弟。
売れた路線は2度とやらない。
常に好きなことを優先し、また変わっていくことを大切にしていると。
アルバムごとに傾向が違い、時にはジャンルすら超えてしまう。
だから、大ヒットとならず、スマッシュヒットばかりでマイナーメジャーなイメージと共に、1968年から50年以上、25枚のアルバムを出しながらバンドが続いていると。
その興味はミュージカルを作ったり、映画に向いたり。
ティム・バートンと組んで映画を作ろうとしていた(しかもその案の中には、池上遼一の『舞』もあったと)が、6年かかって頓挫消滅。
やっと、自分たちの企画・脚本・音楽という形で映画化に持ち込めたのが『アネット』であり、その企画に乗ってくれたのが、(劇伴ミュージックのノミネートで行った)カンヌ映画祭で出会ったカラックス監督だったと。
その流れをドキュメンタリー映画として観て腑に落ちました。
『アネット』は、スパークスのライブフィルムだったんだなと。
私は洋楽に疎く、せいぜい「スパークス」はフジロックやサマソニにも出たことがある、ロック(というかポップス)バンドというくらいしか知識はなく、『アネット』で興味を持ったので観に行ったのですが。
スパークスというバンドそのものに興味を抱くようになりました。
『キモノ・マイ・ハウス』『No.1イン・ヘブン』『Lil' Beethoven』あたりは聴きたくなりました。
サブスク含めて検索してみようっと。
コメントする