「わかり難いところもあったが面白い設定」アンネ・フランクと旅する日記 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
わかり難いところもあったが面白い設定
クリックして本文を読む
博物館のショーケースに展示されていた日記の文字から現代に生み出されたキティが、現代とアンネの生きていた時代とで行きつ戻りつしていたので、わかり難かった。出版された日記や劇の台詞にキティが異議を唱えるのは、内容全部を把握している証左とは言えるのだろうが、アンネの行く末を知らなかったというのは、別れができていなかったということになるのだろう。ナチスから逃げ回ったアンネのように、キティが日記泥棒として逃げ回る設定は面白かった。ナチスによるユダヤ人迫害と現代の難民排斥とは必ずしも同一ではないけれども、同じ誤りを繰り返さないようにとの提起は興味深く感じた。
コメントする