劇場公開日 2022年3月11日

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「過去と現代、未来をつなぐ社会派作品」アンネ・フランクと旅する日記 ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5過去と現代、未来をつなぐ社会派作品

2022年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

アンネ・フランクの過去の差別の物語と、キティーの現在のアンネを探す冒険が同時に描かれる。ファンタジーの形式をとってるが、現在の物語でも差別が描かれており、実際はとても難しいテーマを扱っている。
一番印象的だったのは、アンネの演劇を観にきた観客の多くがスマホの画面に見入っていたこと。現代の若者ってきっと歴史に対してはこのくらいの興味しかないんだろう。かく言う自分もアンネの物語は全然知らないので、ちゃんと勉強しようと思った。無知は一番の失礼だと思う。
とてもよい作品だったが、言わなくてもわかるメッセージをエンドロールで言葉にしてしまったのが少し残念。
そして「縞模様のパジャマの少年」でも感じたのだが、何故みんな英語を話しているのか。これがひっかかるひとも他にいると思うのだけど。その点で少し評価は下がってしまった。が、それ以外はとてもよい。

ちかし