劇場公開日 2022年4月29日

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「日常のちょっとした不思議を受け入れられる人間になりたい」ツユクサ ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日常のちょっとした不思議を受け入れられる人間になりたい

2023年7月31日
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わたくし、いつもこんなことを考えて生きてます。

そしてこうした要素がある映画が好きなんです。今回は、ベテラン監督だし(良い悪いは別にして荻上監督だったらこの仕上がりはないでしょう)、キャストの力量も文句なしだし、わたしが大好きな地方舞台の作品だし、とても楽しめました。

ツボはいくつもあったんですが、一番笑ったのは泉谷さんの「隕石拾っていいことあった?」のところです。松重さんの役名は、やっぱりあの作品を引っ掛けてますかね。

いろいろある人生です。過去をどこまで引きずるか、どこで切り替えるか、全ては各自の判断です(江口さん、早すぎる)。社会のモラルの中で、死ぬまで自分の責任と言うことなんでしょう。

個人的に、主人公の女優さんをとても楽しみに映画を観ているんです。小林さんで文句はないんですが、もう周り若い女優さんで設定したらどうだったのだろうか、などとも考えてしまいました。

小林さん、松重さんがいなくなった後の独り寝のシーン、わたしも毎日妻がいて邪魔だなと思うこともありますが、あれは寂しいです。孤独は牢獄です。

ウルスアベイユ