劇場公開日 2022年5月20日

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「本人たちが語るドキュメンタリーに価値あり」a-ha THE MOVIE バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5本人たちが語るドキュメンタリーに価値あり

2022年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今なお現役のバンドのメンバーがちゃんと話す。過去の光も影も話している(と思う)。それだけで思いっきり見る価値ありありなんですけど。過去のアーティストについて関係者が想い出や記憶を語るドキュメンタリーとは違います。だってご本人登場なんですから。

うがった見方をすれば、プロモーションのための映画なのかなぁ?と思いつつも、デビューアルバムのみでa-haを卒業してしまった僕にとっては刺激的で興味深い内容でした。本当に結構話しているなぁ、内情を見せているなぁって感心します。だからこそ、自分自身このバンドのこと全然知らなかったなぁって思い知らされました。

正直、音楽性よりもアイドル的なバンドだとばかり思ってました。ところが・・・全然違うんですよね。大ヒット曲「TAKE ON ME」もポッと出の曲ではなく歴史あるんです。そして、バンドの3人の才能豊かなことといったら・・・・本当、勉強不足ですみませんってことです。ちょうど本作が上映開始した頃、「ベストヒットUSA」の中で小林克也さんが、番組に出演した時のa-haのメンバー間のエゴがバチバチのエピソードを語ってましたが、本作見て「あぁ〜」でした。アーティストとしての才能も結果も出している3人が寄ればそりゃぁぶつかりますわな。素晴らしい時もあれば最低の時間もあるはず。くっついたり離れたりしちゃいますわなぁ。
けど、すごい結果を出すバンドって大体はこうなのかなぁって思ったりして。

兎にも角にも、a-ha再評価したくなる、無性にしたくなる、そんな良質のドキュメンタリーだと思います。もちろん、観賞後にサブスクでたくさんダウンロードしましたよ。

バリカタ
mikmikchanさんのコメント
2022年6月15日

みんな真面目な人なんですよね〜、きっと。ストイック。だからぶつかる。志の高い気難しいポール、音楽のある家庭で育った先天的センスのあるマグス、圧倒的なボーカル力にスター性を備えた完璧主義者のモートン。それぞれの音楽に対する気持ちや姿勢、向き合い方。生じる違い。でもお互いがいてこその関係、music career. じっくり見入ってしまいました。最後の方でモートンが、F*ck Fame! と言っていたのがとても印象的でした。 長いコメント失礼しました。🙇🏻‍♀️

mikmikchan