ストレイ 犬が見た世界のレビュー・感想・評価
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野良犬とトルコの人々の関係性に密着した独特な映画
トルコは世界でも珍しく野良犬の権利が法で認められている。
そんなトルコで野良犬に密着して制作された映画。
野良犬と人々の共存生活の様子からどちらも見返りを求めない関係性が垣間見えた。日本に住んでいると「野良犬=危険」と感じてしまうけど、トルコの人たちからはそんな感情は感じられず、ただ同じ土地に偶然一緒にいる隣人(犬)のような雰囲気だった。
ただ、一点気になったのが、人種によって犬への接し方が異なるようなシーンの切り取り方。
少々、印象操作感が否めなかった。
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タイトルなし
わんちゃん
野良犬を通して見る野良犬大国の現状
犬の視点を通じて、安楽死や野良犬の捕獲も違法となっている、“野良犬大国”トルコの街並みを映す…というコンセプトだが、社会進出や待遇改善を訴える女性達のデモ隊や、路上生活する難民の子供といったのっぴきならない現状が目につく。なぜレイティングがPG12なのかと疑問に思ったが、観て納得。カメラを回していてよくトラブルにならなかったなと思うほど、それらは生々しい。
あんなに野良犬がたくさんいて子供達は大丈夫なのかと思いたくなるが、そういえば自分が子供の頃もあちこちに野良犬がいた。今ではその姿をめっきり見なくなったのは、やはり安全を鑑みての行政の対応の結果だったのだろうか。とにかく突然走り出す犬達を必死に追いかけるカメラマンには、ご苦労様と言いたい。
おそらく犬好きにはたまらないんだろうけど、ネコ派の自分としては72分という短尺ながらも退屈に思ってしまった。コンセプトは面白いと思うが、申し訳ないが劇映画として観るには辛い…かな。
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