劇場公開日 2022年3月18日

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「PG12扱いですが、動物(特に、犬)好きなら家族で見に行く枠の対抗枠?」ストレイ 犬が見た世界 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0PG12扱いですが、動物(特に、犬)好きなら家族で見に行く枠の対抗枠?

2022年3月18日
PCから投稿

今年77本目(合計350本目/今月(2022年3月度)19本目)。

私は個人的には猫派ですが、猫派であることはアンチ犬派であることを意味「しません」。

さて、こちらの映画。日本よりもさらに動物愛護の概念が進んだ国をテーマにして、犬目線でどのように犬が扱われているのか、を扱う内容になります。
できれば多くの方に見てほしかったのでG指定されるべきだったのですがPG12になっています。これは、ごく一部のセリフで犯罪行為(シンナーが何だのというので大半引っかかったと思います)が想定できるというもので、間違っても「大人の営み」というシーンはありません。
それでもPG12とはいえそこだけなので、事実上、家族で注意してみるのなら、「事実上は」G指定なのかなという扱いです(どうしてもシンナーのようなドラッグはチェック対象が厳しくなるため)。

映画内では犬目線で大半進みます。また、犬に関する名言や名句などをギリシャ・ローマの哲学者などが述べていて、その部分でその内容にある程度沿った犬の描写、人の描写という形のものが4~5テーマ(だっけ?)あるような感じです。そのため、「一応の」章立てはあるという感じです(Chapter1,2…としてはつきませんが)。
また、一部で、「犬の排泄物そのもの」(固形物のほう)についてもG指定では通らなかったのではなかろうか…という部分の描写があるのですが、さすがに「動物映画で、犬・猫等に排泄描写をさせるな」というほうがどう考えても動物虐待事案です。極端に「食事がとれないほどストレートに出る」などは困りますが、一般常識範囲で出るレベルであれば、「人間がそうであるように」犬や猫もそうである以上、ああこう言うべきではないだろう、と思います。

採点は下記のみ気になったものの、大きな減点幅ではないと考えて満点にしています。

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 (減点0.1) タイトルの「ストレイ」がわかりにくいです。Strayで、「野良」「迷ったもの」という意味です。このお話は犬のお話なので「野良犬」ないしは「迷い犬」程度の意味になります。ただ、この単語もそれほど常識ではないので、何かしら配慮はあっても良かったかな、とは思えます(どうしても、映画の趣旨的に(犬が嫌いでない家族の)家族枠になるであろう、ということを考えた場合)。
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yukispica