女子高生に殺されたいのレビュー・感想・評価
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臍の緒の記憶
「11月8日文化祭当日、僕はキャサリンに殺される。」
歴史教師として赴任した東山春人が立てた自分殺害計画。
9年間綿密に立てたこの計画は完全犯罪でなくてはならない。
静かで優しい真帆、真帆の親友で内気なあおい、演劇部で明るい京子、柔道部でクールな愛佳。
登場人物は揃った。
春人にとっての人生最期で最高の舞台が始まる。
タイトルと田中圭だけなら絶対にスルーしていたであろう作品。
城定監督は本当に裏切らない。口コミを信じて良かった。
タイトルだけだとストーリー展開やジャンルを予想しづらいけど、蓋を開けるとただの変態教師モノでないことが分かる。
春人の言う“キャサリン”とは一体誰なのか。
前半は4人の少女に1人ずつフォーカスし、ミスリードを混えながらキャサリンの正体に迫っていく。
「キャサリンはこの教室にいる」、「キャサリンは生きている」と。
不穏な日常は元カノの五月の登場により新たな路線へ舵を切った。
「お前何企んでんだ?」
あおいの予言や周りの疑いの目が妙な緊迫感を生み、鑑賞側として春人を肯定したい気持ちとこの計画を止めたい気持ちが互いにせめぎ合う。
オートアサシノフォリアという言葉は初めて聞いたが、田中圭の演じた分からないでもないこの性癖にはどこか惹かれる美しさがあった。
キャスティングが素晴らしすぎた。
どの作品でも最良解を出してくる河合優実の眼鏡っ子は勿論のこと、南沙良も真帆のイメージにピッタリだった。
田中圭と大島優子は正直あまり得意では無いが、今作の2人はとても良くて好き。
登場人物を多く登場させすぎず、春人の願望にテーマを絞っていた点も観やすくて良かった。
映像や花びらの演出など、仄かに香るB級臭に体が疼く。
城定監督がどんどん商業映画デビューしていて嬉しい。
今年公開の『ビリーバーズ』と『よだかの片想い』も楽しみだ。
じょ、女子高生に、た、食べられたい‼️❓
羊たちの沈黙、シャイニング、それらを遥かに凌駕する、映画史上🎞🎬🎦最高のサイコパス映画でした。
近くで上映してないので、電車を乗り継ぎ、はるばる観た甲斐があるとゆうものです。
原作は読んでませんが、悪魔のように繊細で、天使のように大胆な、最高のシナリオ。
演技がまた凄い。
田中圭はゆうに及ばず、女子高生役のほとんどが名演技です、アカデミー賞級が四人以上います。
二時間が、瞬く間です、ハラハラドキドキ、あ、とゆうまに、エンドロールです、驚愕。
田中圭のサイコパスには共感できかねますが、南が演じるサイコパスには心理学、精神医学的に、かなり再現度も高く感じて、リアリティがこんなにあるサイコパス映画あるんだ、と感動ものです。
いやはや、映画史上最高のサイコパスホラーサスペンスに出逢えて、今日は至福の歓喜に咽んでおります。
最高の映画🎞🎟🎬🎦を是非。
ジワジワ
62本目。
変態野郎の映画かと、まあ実際そうではあるけれど、でも展開に興味あり。
進んでいくうちに、ジワジワと作品の面白さが伝わってくる。
舞台袖で、あんなワーワーやってたら、気付くだろと思うけど、もひとつ足りない感じ。
背筋がゾクゾクッて来るが足りないのかな?
作品終わりのタイミングが、そこかあとは思う。
最後、いらないと思うんだけどなあ。
なかなかの消化不良感。
女子高生に殺されたいという自分の欲望を叶えるために高校教師となった男の話。残念ながら私はめっちゃ消化不良で終了。ちょっと期待し過ぎたかな。
まずオチが面白くなかった。え?そんな終り方なん?ってなった。ここまで引っ張って女子高生が最後に絡んでこないとかなんでなん?むしろここからやん。次は女子高生側が覚醒して「男性教諭を殺したい」願望に駆られてゾワゾワみたいなのが欲しかった。いや、こんなもんでは足りない何かが欲しかった。
なんや色々モヤモヤしたけど、女子高生達はかわいかったし、先生のやり過ぎな二面性とかは良かった。ただし犬の件に関しては絶対許さぬ!(愛犬家として。)
原作が綿密なサイコスリラー!
男ひとりで観に行くには勇気がいるタイトルだけど、よくできた秀作ミステリーと前評判が良いので。。
いやぁ面白かった!サイコパスな教師が欲望を満たす熱量がすごい。3人の女子高生を操って完全犯罪を仕組むのだけど、計画が綿密で見応えありましたー
田中圭さん好きなんだけど、狂気な役が上手いなぁ。心療内科医演じる大島優子さんも、懐が深くて雰囲気がある。可愛い女子高生がたくさん出るので楽しい(笑)
丁寧に作られたサイコスリラーだけど、純愛も感じる原作が素晴らしい。宣伝もほとんどしてないから勿体ないなぁと思った良作でした😊
変態さーん、いらっしゃ〜い・・・でもないか。
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうござます。
さてこの映画ですがタイトルがやばいですね。パンフ買う時恥ずかしかったもん。女子高生に殺されたいってね・・・いい大人が口にしちゃダメでしょ。とは言うものの変態映画って嫌いじゃない。個人的な二大変態映画(邦画のみ)は・・・
無情 (実相寺昭雄監督)
月光の囁き(塩田明彦監督)
皆さま興味を持っても見ない方がいいですよ。邦画のダークな変態だから。
さてと・・・上映館はどこかな?げっ!少ない。新宿のバルト9ですか。そうですか。あれ一階の券売機でチケットを売ってる。操作が良くわかんねえよ!
こちとら東京23区って言っても限界集落なんだよ。いきなり悪戦苦闘だよ。
ふうーやっと買えた。9階からエスカレーターで13階へ。 窓が外向きなんだね。そして景色がゴージャス。まず近くに新宿御苑の緑がある。陽光に恵まれ輝いている。向こうにドコモタワー。エンパイアステートビルに似てる。元とったどーー。そんな気分。
事前情報はほぼなし。予想では女子高生は出てくるな。
当たり前だよ‼️
なんかね学校を舞台にした映画をカウントしてたんですよ。脳内で。
「悪の教典」「桐島、部活やめるってよ」「くちびるに歌を」「告白」「幕が上がる」
このあたりの映画は結構好きなんですね。後で見直すと、えーーあの人が出てるーー‼️びっくりポン的な・・
この流れの話しは割としていますが、今回は「幕が上がる」
なんだももクロちゃんの映画か。そう思ったあなた!
違うんですよ。ブレイク前の女優さんが3人出てるんですよ。これがまた。今から言いますが、誰にも言わないで下さいよ。なんと・・・
芳根京子
吉岡里帆
田中沙莉
あれゃまあ これさて!全員主役格じゃねえの‼️
「幕が上がる」は新宿のビルの夜景も素敵でした。と・・・新宿の風景の話しと繋がる訳です。
説明すな!わかるわ‼️
さて私はなんの映画のレビューをしてるのでしょうか?言い足りないんですが枕は終わります。この後脱線しても、どーか どーか 優しい目で見て下さい。
まずは簡単にストーリーを紹介します。
東山春人(田中圭)はオートアサシノフィリアです。はい。初耳です。知らなかった。自己暗殺性愛。可愛い女子高生に殺されたたい。キャサリンに殺されたい。
なんだやっぱり変態じゃねえか‼️
いえいえ、まあ続きを聞いて下さい。
条件は厳しいんですよ。まず崖から突き落として殺されるのはダメ。睡眠薬で眠らされて一酸化炭素中毒で殺されるのもダメ。やっぱり死ぬのは怖いんで精一杯抵抗したい。さらに・・・女子高生が殺人犯になるのもダメ・・・ ってね。あんた・・・
無理ゲーじゃね‼️
暫し脱線。こんな感じ。ピッチャーは20歳、キャッチャーは18歳。ある試合で連続13K (世界記録)トータル19K (日本タイ記録)そして完全試合‼️
いや無理じゃね。
唐突だが 4月10日に千葉ZO ZOマリンスタジアムに観戦に来た奴ら・・・
お前ら一生自慢していいよ‼️
三振したオリックスの選手。
お前らも一生自慢していいよ‼️
話しを戻します。東山に関わるのは4人の美少女。佐々木真帆(南沙良) 小杉愛(河合優美)君島京子(莉子)沢木愛佳(茅島みずき) それぞれ魅力的です。
東山は手練手管を尽くします。そしてある事件が起こり、京子と愛佳は取っ組み合いの大げんか!それを東山が止めに入ります。
お前ら、喧嘩は止めろ!
うっせえな‼️お前所詮、星野源の二番煎じじゃ、ねえか‼️
いやそうは思っていないと思うんですが、キャスティングで星野源、中村倫也が埋まってる時に田中圭が選ばれるらしいですよ。
大変失礼しました。田中圭さんのファンの方、ネタですからね。怒っちゃやーよ。一回鬼越トマホークぼい事を言いたかったですからね。
この4人の中から将来、主役格が出てくる予感がしますね。
さて東山は無事に女子高生に殺される事が出来るのでしょうか?
って・・・日本語おかしいよ‼️
こんな長文、与太話にお付き合い頂きありがとうございました。
臨床心理士vs臨床心理士
劇中劇である「エミリーの恋人」が見事。この戯曲の内容はよくわからないけど、キャサリン連呼がかなり熱い!これも東山春人(田中圭)の策略だったんだろうね。それから元恋人同士の二人が退行催眠を使って戦う(?)シーンが何気に好きだった。
どんな変態なんだろうか?見てやれ!という軽い気持ちでの鑑賞。場内の観客は俺以外すべて女性・・・前の席にはセーラー服の女子高生。自分が変態だと思われないように姿勢を正して見ちゃいました。でも変態とは言え、人間の生きてきた価値とか死に際の美学だとか、それなりに信念を持っていた高校教師でしたね。まぁ、でも変態。
主要女子生徒4人にはあおい(河合優実)以外それぞれの接し方を駆使し、彼女たちの心をつかんでいく春人。さすが臨床心理士。柔道少女の沢木(茅島みずき)に対して「二人の秘密だからね」なんて言うところが凄い心理テクニック。お前はメンタリストか?!てなくらい。
さて、内容はミステリー変態ドラマといった感じで、見つけたぞキャサリンなどと言いつつ、そのキャサリンが誰なのかわからないといった展開。社会の前任教師を蹴落としてまで掴んだ教員の座。そこまで用意周到にするなら、殺され方も用意周到なんだろうな!などとワクワクさせられました。
結末は意外でもあり呆気なさもあり、ちょっと不満も残りましたが、最近は安定したペースで映画を撮り続けている城定秀夫監督だけに安心して見られます。最近の観てないけど。
思ってたのと良い意味で違く、脚本も丁寧な印象で総じて面白かった。た...
思ってたのと良い意味で違く、脚本も丁寧な印象で総じて面白かった。ただ、殺されたいというモチベーションについていけなく、途中少したるく感じてしまったのもあった。
脚本と演出に引き出されたキャストたちに宿る猟奇、圧巻の傑作
今年ベスト…眼福すぎて我得な女優陣に田中圭さんの猟奇が絡む。それを一筋で描かない圧巻の脚本、骨太な演出で魅せる城定秀夫監督の凄さったら…。圧巻。
『アルプススタンドのはしの方』から追いかけている城定秀夫監督が、いよいよ商業映画に殴り込み。ピンク映画で培った、恍惚な哀れな人間味が堪らなく、作品のアブノーマルさを掻き立てる。それでいながら、因果を見せることで「弱み」も逃さない。思春期だけでない心の揺らめきを引き出しながら進む様は、サスペンスであり、ドラマでもある。その節々にエロスが混じり、狂気を加速させる。
凄くシンプルな導入から、ヤバイ雰囲気を逃さない。あらゆる女子高生を透過しながら、彼の人間性に迫っていく。その連鎖の中にも、画が凄く多彩に出てくる。光を多用した感情の起伏にスリリングな気持ちを駆り立てられながら、息を呑むように観ていく。そこに応えていった俳優の皆さんが本当に凄い。『惡の華』では出しきれなかった共感性も置いておきながら、淀みが痛みに変わっていく。それがなんとも美しく、痛々しい。
そして何より、若手キャストが皆素晴らしい!この時代に台頭する若手がこれだけ多種になったことは、本当に喜ばしいこと。それを見事に使い分ける城定秀夫監督の手腕ったら。『愛なのに』とはまた違う河合優実に序盤は掴まれ、莉子さんや茅島みずきさんもカラーを発揮。そして南沙良さんも見事。
大島優子さんや細田佳央太さんも土台が固いので見事。どこにピントが変わっても軸はブレないし、闇がどんどん深くなる。そこに息つく暇はなかった。自分の為の映画でもあったし、これから飛躍することが約束された若手たちの稀有な作品になること間違いなし。
そして最後に、田中圭さんが化け物だということを改めて思い知らされた。演技が上手いだけではない、器の中に宿した淀みが巧みに表現されていて、最後まで魅了されていた。可笑しさの中に人間としての心が透けてくる辺りがなんとも胸を刺す。
アブノーマルな作風が故に選ぶ部分はあるものの、心理描写に重きを置いたからこそ見える景色が素晴らしい。完成度が高い、見事な実写化。
至って真面目な自殺完全犯罪計画
炉利臭インパクトなタイトルとは裏腹な
めっちゃ真面目な自殺完全犯罪計画を描いた作品。
女の子達がみんないい味出してるし、
充分面白かったんだけど…
タイトル並みの危険度や、
女子高生を使う意味合いがほとんどない。
これ、男子高校生でもあまりお話を変えずに可能なのでは?
エロいシーンが欲しいわけではないが、
女の子をターゲットとし、
物凄くインパクトのあるタイトルから考えると
真面目で普通過ぎて
私的には「楽しかった」のみでした。
もーちょい毒が欲しかったかなー(^_^;)
めっちゃ面白かった
オープニングから引き込まれた。やっぱ城定さん脚本+監督は面白いです!
田中圭はほぼTVでしか見た事ないけど、すごく良かった。ギリギリ一般人にいそうなイケメンな感じがリアルなんだよな、やり過ぎない良い塩梅の演技。さすが頭良い。
生徒もみんなキャラが立ってて魅力的で、若手実力派のカタログ的な感じもしました。
大島優子も良かったし、ほんと俳優の一番いいとこ切り取るの上手い監督さんだなって感じた。
劇中劇があったり裏方のシーンとか、往年の薬師丸浩子とか原田知世とか出てたカドカワ学園もののイメージもあって、大分変化球ではあるけど、やっぱこういう青春プログラムピクチャーって良い!って思いました。
でもなー、アレは進学校ではない…。
非常に感銘。
原作が気にはなっていたが読まずに、南紗良x莉子x河合優実x茅島みずきというキャストを聞いて見なければと思っていたが正解だった。
人間の心理を描くような映画ってエグいものが多い気がするけれど、こういったある意味変態的な映画で嫌悪感がない映画に仕上がっていたので面白かったのに加え、キャストのチョイスが抜群に良かった。
ピンク映画の監督らしいシーンは田中圭さんと大島優子さんのベットシーンくらいだったけれど、タイトルがタイトルだけに抑えた結果、レビューが高くなる要因につながったのかもしれない。
単に人間の複雑な心理を描くだけではなく、友情や恋も織り交ぜたことで複雑で、どこぞの謎解きミステリー映画なんかよりもまとまりの良いストーリーになっていたと思う。
帰ってきて原作を読んでみたが、原作と全然違うのも驚いた、、2本撮れますよ。監督。。
1つ気になったのはレンズのフレアが独特で、、映画に合っていたとは思うけれどだいぶ気になってしまった。どこのレンズなんだろう。
それぞれのキャスト陣は
南紗良さんはもはや言わずもながだけどもメイクが多少気になったな、、
河合優実さんはどこかで見たと思ったらサマーフィルムだ!今後要チェックな方ですね!
茅島みずきさんも朝ドラはじめ最近よく見させていただきますが感情が伝わってくる。ラストのポニーテールのリボンの位置が最高でした。
莉子さんはいまイチオシなんだけどもっと演技見せてほしいな、、
田中圭さんのようにきれいな顔にはこういうサイコパスな役が似合うな、、
という魅力の4キャスト揃い。非常に良かった。
全く予備知識無しで行って驚きました
いや、最近気になる河合優実が出演してるし、城定監督でこのタイトルなら面白いコメディだろうと思って鑑賞。想像と違い過ぎな内容に苦笑しながら見てたんですが、結果とても良かった。主要キャストが皆素晴らしかったし、途中から完全にハマって見させていただきました。でもタイトルや解説で敬遠する方も一定数いそうなので、少し残念な気もするかな。個人的には原作漫画も読んでみたくなりました。
おっもしろい
本、、、当に面白い作品でした。
田中圭さんが“日本映画の傑作”的な発言をしていましたが
本当にそう感じるくらい、内容、展開、映像、雰囲気、役者さんの安定した演技が素晴らしかったです。
結構現実離れしているような設定なのですが
誰ひとり不自然に感じるキャラクターがいなくて
本当に最後まで惹き込まれました。
人の心を操る残酷サイコ劇
題名から変態なので期待どおりと言えばその通り。
女子校生に殺されるために人生を賭ける田中圭。前から彼にはそんなイメージが(失礼)。
よく見れば若い出演者は最近よく見る面々。さすが引っ張りだこには訳が有る。
田中圭の防御力が高い
新たに赴任した歴史教師の東山は女子生徒を中心に人気を集めるが彼には隠された目的があり…。
同名漫画の映画化作品。個人的に終盤の展開に不満があるが俳優の映し方は美しく見事。何にせよ田中圭の防御力が高すぎるため目的達成が大変そうでした。
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