「特殊設定は少ない方がいい」女子高生に殺されたい ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
特殊設定は少ない方がいい
2022年劇場鑑賞84本目。
他者に殺されたいと願う高校教師が主人公で、他人には迷惑かけたくないのでなんとか殺してもらう相手が法的責任を取らないで済むように念入りに計画する話。相手の事を考えなければもうちょっと簡単だったのでしょうか。
しかし、この学校には変わった設定を持っている人がもう二人いて、例えばジョジョのスタンド(特殊能力)使い同士が出くわしやすいのに刺客であったり血縁関係であったり、スタンド使いにするための道具が存在したりなどの理由づけがされてい?のですが、この作品は「偶然」の一言で済まされておりご都合主義すぎないかなと思うのと、結局計画のメインがその特殊設定前提で進んでしまうので頭脳ゲームのような楽しさが一切ないのが残念でした。原作未読で結構変更あったということですが、この特殊設定はどうなんでしょうね。
性癖で体の一部を欠損する、される事でお互い興奮するものもあるのは知っていたし、死体愛好家の性を描いた「ネクロフィリア」という映画もあって観る機会は今の所永遠に訪れそうにないのであらすじだけ読んだらエラいラストシーンになっちゃっていたのですが、それに比べたらまだおとなしい欲(性癖とは違うとの本編中の話てでしたが)かなと。
ところでこの映画、一体我々に何を伝えたかったのか、それが自分にはよく分からなかったですね。愛なの?
パンフレットが初日でもう売り切れたということで出演してた人にアイドルとかいたんですかね、転売のえじきになる前に再販の告知早めにしてほしいなと思いました。
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