「イギリス版生きる」生きる LIVING ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
イギリス版生きる
何年か前に日本版の「生きる」を
観ました。
本筋は同じだけど、LIVINGの方は
1950年代のイギリスの為、空気感が違いました。
ウィリアムズ課長もどこか気品や風格があり、イギリスの街並みは当時の雰囲気が出ており、良かった。
余命を宣告されてから公園整備の案件を
何としてもやり抜こうとする姿勢は日本版と
共通しています。
死ぬ前に何か1つでも世に残ることを、
人に知られないことでも最後に何かしたい、
という気持ちは多くの人が持つはず。
役所ではなく会社で働いていますが。
課長と同じように、年数が経つと新人の頃の前向きさや希望だったりは徐々に薄れていくのを感じます。
自分が携わっている仕事が小さなものでも、取るに足らないものでも誰かの為になっている。腐らず取り組むべきだと、改めて思わせてくれる作品でした。
行き詰まったときは、「あの公園」のように
過去に努力したことを思い出すようにしたい。
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