劇場公開日 2023年3月31日

「仕事と云うは、生きることと見つけたり‼️」生きる LIVING グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5仕事と云うは、生きることと見つけたり‼️

2023年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

武士道と云うは、死ぬことと見つけたり❗️
『葉隠』なんて難しい本、まだ読んだことないのですが、あまりに有名なこの言葉になぞらえて言うならば、タイトルのような感じがします。

生きていることを実感する時ってどんな時なのか。
あらためて考えると意外と難しい。
たとえば…
・何かの事故に遭って九死に一生を得た直後
・志望校に合格した時
・スポーツや何かの競技で優勝した時
・運命の人と出会えた時(その後の継続性はともかくとして😄)
・家族や親しい人の死に遭遇した時(悲しみの中でも自分は何者かによって生かされていると感じることがある)
・絶望感で死にたいと思う時(絶望するほどに、今生きてることを認識している)

でも、そういうイベント的な出来事のことではなくて、小さな達成感、小さな満足感、小さな誇り…
そういう経験が出来ること、それが〝生きる〟ということなのだと思います。
特別でない、ごく平凡な人間でも、〝仕事〟の中にそれを見出すことはできます。というより、やろうと思えば仕事の中でそういう感情を味わうチャンスは誰にでもあるし、逆にやろうと思わなければ〝ゾンビ化〟する、ということです。

現実的なことを言えば、より豊かな生活をしたければ、ささやかな満足感を味わうよりも、一種の負い目(これって本当に顧客のためなのか?)を感じながら数字をあげたり、組織の環境に合わせたり(広義のゾンビ化)したほうが早道なことが多いのではないでしょうか。半沢直樹的な振る舞いが、組織の中で報われることはなかなか厳しいと思います。

そういった意味では、この映画における〝生きる〟とは、年代的には個人差はあるけれども、いわゆる〝晩節〟における過ごし方について、あなたはどう思うのか?どういう態度で臨むのか?を問いかけているように、私は思います。

自分の働きで、どこかの誰かが抱える切実な問題が解決に向かうのならば、確かに、『怒ってる時間はない』。
深刻な状況にある人たちの環境改善を実現させるのが本当の良き仕事であるならば、余命があろうがなかろうが個人的な感情を爆発させるのではなく、決定権限のある人を動かす努力をすることのほうが遥かに優先順位は高い。

現役の会社や役所における仕事、ボランティア、自治会的な仕事(たとえばトム・ハンクスのオットーのような)、どんな形でも社会との関わりは必要です。
個人的な趣味だけで〝生きる〟を実感するのはやはり難しく、もしかしたら、私のこの仕事がどこかで誰かの役に立てているのかもしれないと思える社会的な関わりはとても重要です。

そう考えると、(社会に参画できる)人生の足切り基準が75歳という発想がかなり現実的な気もしてくるのがなんだかゾクッとします。

グレシャムの法則
2023年4月4日

ドラマを見たことが無かったので。新しい生きるを観ることがレビューしたいと思います。

美紅
2023年4月4日

明日、サービスデーなので観る予定です。ネメシスはテレビドラマだそうですが
映画を観た感想はいまひとつでしたか?

美紅
2023年4月4日

こんばんは☆グレシャム様

美紅
2023年4月1日

エスターはめちゃくちゃ怖かったです!
エスターを引き取ったお母さんと女性同士の争いになるところ、女性の嫉妬心、抹殺しようとする執念が見どころです。

美紅
2023年4月1日

生きることの意義!
感じられたようですね。

美紅
2023年4月1日

こちらはリメイクとあって先日古い黒澤明の映画を観たばかりです。

美紅
2023年4月1日

おはようございます☆
グレシャム様

美紅