「【”人生の情熱を死を目前にして取り戻す。”閉塞感溢れる現況下、このリメイク作品が公開された意義は大きい。イギリス紳士を演じたら、矢張りビル・ナイである。リリカルなピアノも今作の趣を高めている。】」生きる LIVING NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人生の情熱を死を目前にして取り戻す。”閉塞感溢れる現況下、このリメイク作品が公開された意義は大きい。イギリス紳士を演じたら、矢張りビル・ナイである。リリカルなピアノも今作の趣を高めている。】
ー オリジナルと比較するのは止めようと思いながら、映画館へ。だが、オリジナルに可なり忠実に、カズオ・イシグロ氏は脚本を書いていた。オリジナルへのリスペクトなんだろうな。ー
■ストーリーは巷間に流布しているので割愛するが、印象的なシーンを記す。オリジナルとの比較も含めて。
・胃癌により余命半年を告げられたウィリアムズ(ビル・ナイ)が当てどもなく海岸の町のカフェで劇作家の男と会い、彼と歓楽街を回るシーン。
ー オリジナルと同じだが、彼が歌ったのはスコットランドの民謡”ナナカマドの木”である。朴訥とした、良い歌である。-
・ウィリアムズが市役所に行かずに、同僚だった活き活きとしたマーガレット(エイミー・ルー・ウッド)と高級な喫茶店で交わす会話。
ー 市役所では、仏頂面の彼がマーガレットの前では朗らかに笑う。綽名のシーンもオリジナルはミイラであったが、今作ではゾンビである。成程。-
・ウィリアムズが自分の病状を息子には上手く伝えられないが、マーガレットには真実を告げるシーン。
ー ”私は息子を愛している。だが、彼には彼の世界があるんだ・・。”-
・そして、オリジナルと同様に彼の葬儀の後に、通勤列車の中でウィリアムズの部下たちが、彼が町の主婦たちから懇願されていた公園を熱心に作る姿を語る言葉。そして、その再現シーン。
ー 大雨が降る中、泥水の中に入り現地現物で公園建設場所を確認するシーンや、部署間の壁を越えて交渉するシーン等は、沁みるなあ。-
<雪降る中、公園のブランコに座り、満足気な顔で”ナナカマドの木”を歌うウィリアムズの姿は、矢張り沁みる。
作中に随所で流れるリリカルなピアノも、今作の趣を高めている作品である。>
ビル・ナイはアバウトタイムでのお父さん役、ミナマタでのジョニー・デップの映画にも出演していてイギリスの紳士!
真摯に生きた人生が描かれていました。リリカルの意味を知らなかったのですが叙情的なのですね。
おはようございます!
コメントありがとうございます。
残念ながら私はこの作品の良さをわかる事が出来ませんでしたが・・・ですが無にはなれました!
無ですよ!雑念なしの!
ボケーと口あんぐり開けて観てましたよ!多分きっとハゲ頭の和尚には褒められたはずです!
また今週末楽しみな作品ありますね~
オッス!(笑)
NOBUさんこんばんは!コメントありがとうございます😊
ビル・ナイの演技は本当に素晴らしかった。
確かに彼の代表する作品となりましたね。ピアノの音色もスコットランド民謡も沁みました。
私はオリジナルを観ていなくて…これは観ないとですね!