「公式記録映画って何」東京2020オリンピック SIDE:A HigeKoboさんの映画レビュー(感想・評価)
公式記録映画って何
真っ白な心で見るとドキュメンタリーとしては結構よかった。泣けたし当時を思い出して感動したりモヤモヤしたり。
東京1964と繋ぎたい構成のメインは柔道。冒頭、初採用された柔道を通じて知る世界の現実。敗戦から立ち直って再度世界に出てゆく感じが伝わって来る。
それから60年近く経った日本。国(政府)と個人をつなぐものはお金に還元されてる。国を代表して戦うと言う発想が古いんだろうから、国対抗の競技会は意味が無い、となる。そこでアスリートにフォーカス。分からんでもない。政府色の薄いワールドカップでは何の疑問もなく日本ガンバレになる。やっぱり良い面も悪い面もオリンピックの問題なんだろう。
市川崑の”記録映画”も良かったしルルーシュの白い恋人たちも良かった。
そして今、SIDE:A。
公式記録映画の役割って何なのか考えながら見てた。税金で好きなものを撮るのは難しいだろう。映画になってない画像やインタビューも有るだろうし公共財産として保存公開してほしい。
何年か後には色々解説が必要な映画になりそうだがSIDE:Bも見たくなった。
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