「賛成でも反対でもない立場から」東京2020オリンピック SIDE:A flatbookさんの映画レビュー(感想・評価)
賛成でも反対でもない立場から
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藤井風の音楽に期待を寄せて行ったが
内容が期待以上によかった。
オリンピックに賛否両論あることは見聞きしているが、
賛成でも反対でもない立場で鑑賞。
オリンピック選手ひとりひとりストーリーがあること
出場するのは1人でも、その背中に多くの人の思いを負っていること
それを誇張するでもなくただ淡々と、
ナレーションではなく当事者の言葉だけを織り交ぜながら
そして、女性ならではの視点でまとめられていたと思う。
どのストーリーにも、もがきと爽やかさを感じた。
予告のように映像と一緒に流れて涙を誘う演出ではなく、
真っ黒なエンドロールに流れるテーマソングが、余韻に寄り添ってくれた。
劇伴もあからさまな感情の誘導は感じられず、さりげなく、素晴らしかった。
SIDEBは裏方にスポットが当たるとのことなので
クリエイターの端くれとしてはそちらのほうも楽しみにしたい。
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