すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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感想会したくなった映画
表題の通り、個人の感じ方や賛否両論あると思いますが、鑑賞後に誰かと感想を話し合いたくなる映画である時点で星4つとしました。
311あの日のこと思い出しました。
そして、また最近も地震があったばかり。
映画と自分は重ならないけど、共感しないところが1つも無いわけでは無い。決して共感するところばかりとは言え無いのですが…
ファンタジーでありフィクションだけど、個人的には、あの時のこと未だ癒えてないし震災に怯えてる私としては素晴らしい作品だけど再鑑賞までに時間がかかりそうです。
ストーリーは支離滅裂ながら映像に引き込まれた
SFなんで多少のことはごちゃごちゃ言いませんが、やはり理屈が通ってないと引っかかってしまう。
ダイジンが夢叶わないと悟り、せめてすずめの手で戻してと願うシーンが不憫で、思い返すたびに泣けてくる。
息を呑む展開で面白さは充分だが、深さはやや足りない
映像の美しさは、さらに磨きがかかり、音楽も前2作よりも煩わしくなく効果的ですごく良かったです。
お話しは冒頭からグイグイ引き込む上手さで、アレコレ考える隙を与えないほどのスピード感で、その世界観に引きづり込まれます。
これって要はファンタジーですよね?アレコレ疑問を持ったら楽しめないっ‼︎とは分かりながら、ソウタが要石になってしまってから、むしろ怒涛の盛り上がりになるべき後半からの失速感が否めません。そこで今更、代々の閉め師とか、左大臣とか、疑問を持つ間が出来てしまう。
地震によって奪われた何気ない日常への哀悼を謳っているようですが、ちょっとその部分の掘り下げが浅い。胸に響いて来ない。
むしろすずめとソウタの青春ロードムービーとして描き切ったなら、スッキリ楽しめたように思う。
うまく表現できないけど
忘れてはいけない何かが、
描かかれている気がする。
心がぎゅーってなった。
一回目は、
大臣の存在や左大臣の存在に「?」
のひっかかりがでて、
終盤のめりこめなかったけど、
2回目は、大臣の気持ちもちょっと分かり、
終盤にのめり込んで、
昔の自分と対面する場面でとめどなく涙が
あふれてしまった。
3.11を経験した方にはちょっときついんやろけど、地震や天災をテーマに切り込んだ良作だと思う。
うまく表現できないけど
忘れてはいけない大切な感情を
思い出せた気がする。
劇的な見ごたえ
宮崎で叔母と暮らす鈴芽が、廃墟を探している草太と出会う。彼は各地の廃墟にある扉を閉じて、災いを防ぐ閉じ師だった。しかし二人の前に猫の姿をしたダイジンが現れ、草太は椅子の姿にされてしまう。逃げるダイジンを追う二人。その行く先々で扉が開き始めてしまい、二人は何とか閉じていくが。
何となくタイトルが青少年向きかな、と思っていました。観てみたら、劇的でなかなか見ごたえありました。ジブリ作品を彷彿するようなところも多く感じられます。
駅は変わってしまったけど、一年間通った御茶ノ水の風景が懐かしい。
日本人にしか描けない新しいファンタジー
遅ればせながらようやく、鑑賞できました。
音響に映画館ならではの工夫がされてるとのこと、是非映画館で観たかった!
スピーディーな展開、映像の美しさ、素晴らしかったです。でも、何より、ストーリーが独創的でした。
これは、災害をいくつも経験した日本人にしか作れない日本独自のファンタジーです。
「君の名は」「天気の子」をも越える傑作といってもいいと思います。
「君の名は」でも主役の女の子は巫女の血をひく女の子でしたが、今回も主役の草太は災害を防ぐ役割を持つ「閉じ師」でした。こういう設定が日本的な味わいを深めてくれて魅力的ですよね。大好きです。
草太の「戸締まり」する時の祝詞のような呪文、古事記から取ってるようですが、これもとてもよかった。なぜなら日本人が、ずっと神社を通じてやってきたことだと思うからです。
それを上手く新海流で現代風に描きました。
また、恋愛の要素も無理なく入っていて、いつもながらハッピーエンドなのもよかったです。
個人的には伯母さんの環さんに同情しました。
そりゃー、怒るでしょ!あれは。
ちゃんと説明しろ!って言いたくなりますよね。
意地悪だった元要石の猫も、最後はまた要石に戻ってくれたところが感動しました。
声優陣も素晴らしかったです。特に神木隆之介が上手いなあと思いました。北村北斗もすごく、あってました。
強いて言えば曲の印象が今回は他よりやや薄いかもしれません。でも、これはこれで作品の印象が強くなるので、いいと思います。
単純やけど良かった!
期待してなかった分良さが凄く分かった!
ロードムービー大好きやし(ちょっと違うけど)
最後に会いに行くのって感動するよな
3、11は衝撃的過ぎたし、能登地震も
4日前に能登〜金沢の2泊3日旅行行ってたから余計にそう思う
色んな気持ちが出てきた映画やった
映像美と音楽くらい
小1の子供と見ましたが子供はそれなりに楽しんでました。
肝心のストーリーですが、結構無理矢理感が強かったです。
1番謎だったのが、主人公が椅子の男を命懸けで助けた理由です。
作中ほぼ椅子だったじゃん。笑
たぶん素顔見たのってほんの数分だと思う。
超絶イケメンの設定だけど視聴者は椅子のイメージしかなくて顔は覚えてないです!
映画美と深津絵里と伊藤沙莉に星を
相変わらず綺麗なアニメーションでしたし、女優陣の演技も好きでした。
内容についてはやはりすんなりとは見れないですね。
新海誠の映画だなーって感じです。
主人公はまっすぐで純粋な子のような雰囲気に描いてますが、発言と行動、考えがそうではありません。なんかチグハグなんです。話の内容よりその違和感にばかり気を取られます。
最後もなんで好きになったのかよくわかりません。
感じたことは山ほどありますが、
この映像美と話の内容の釣り合いがとれない限り、新海誠の映画は好きになれないと思います。
すみません。
絵が綺麗で話も綺麗・・・ でもそれだけ
正直何を語ろうとしたのかよくわからないです。
絵が綺麗、話も綺麗。逆にそれだけしかない。
深みもない。
これが何で名作だと言えるのか?
「君の名は」で感じた違和感がさらに増幅した。
もうこの監督の映画は観る価値なさそうだな、
新海ワールド
2022年秋に映画館にて鑑賞。
地震アラームがなんとも不吉で、東日本大震災を知っている世代ならそれだけでドキドキする。
見慣れた東京の街が精巧に描写されているザ•新海ワールドに空を舞う主人公とSF要素満載だが、災害で家族を失った登場人物とか田舎の女子高生やスナックのママとの交流などどこか現実味ある人物像も丁寧に描かれてる。
おまけに映像が綺麗で鑑賞後は色々とお腹いっぱいでした。
EDは良かったです。
震災の元となる扉を閉める為、要石の大将を追う少女の奮闘を描く物語。
ヒットメーカー新海監督のオリジナル作品ですね。
物語はロードムービー。前半は、椅子となった草太と共に、要石・大将を追って旅をします。愛媛で、神戸で現地の人の温かみに触れながら、すずめと草太の関係が深まっていきます。
後半は叔母と姪の物語。草太を助ける道行きに、二人の苦悩とすれ違いを描きます。
中盤とクライマックスにあるミミズとの激闘は迫力十分。特に、中盤御茶ノ水でのシーンは、見知っている街並みだけに臨場感を強く感じることが出来ました。
また、お茶の水で草太を失い傷ついたすずめの描写は秀逸でした。心身共に深く傷ついた状態なのに、草太を助けるために力強く歩むスズメの強さに心打たれます。
映像は流石の新海クォリティ。背景もキャラも、そして動きも文句なしの一級品で、物語を引き立てます。
ただ、それでも私的評価は2.5にしました。
この作品の問題は3点。
一つ目は、スズメが旅に出る理由がないこと。言い方を変えれば、旅に出て成長しなければならない理由が序盤に明示されていないこと。
例えば、反抗期をこじらせたスズメが叔母との関係が微妙になっていて・・・とか。
例えば、震災のトラウマがぶり返して・・・とか。
旅に出て色々な人に触れ合い、困難にぶつかり、本音で叔母と喧嘩して、故郷に帰ることでそんな状況が改善する流れなら、物語として深みが増すのでしょう。
でも、そんな前振りがないので、物語全体を浅く感じてしまいます。
二つ目は、スズメが自分の命を賭けて草太を救おうとしたこと。
勿論、愛情の深さと係わった時間はイコールではないかもしれません。でも、自らを要石にして草太を救おう・・・という決断は、極端過ぎます。
その場の感情で「思わず」ならまだ少しは理解出来ます。
草太を救うには、命に危険が及ぶ行動が必要になる・・・なら理解出来ます。
でも、一定の時間を経ってまだ、自らを要石にする決断は、寧ろ現実感がなく興ざめしてしまいます。
これは叔母を救う・・・とからな納得感も出るのですが、流石に浅すぎます。
そして、最後になりますが・・・、声優の力不足。主役を務めた二人、厳しい言い方をしますが、本当に下手くそでした。なぜ、この演技でOKが出るのか理解出来ません。あのクオリティの映像を作り上げたアニメーターの方々への冒涜・・・とすら感じます。
ジブリへのオマージュも戸惑い以外感じることは出来ず、映画としての評価は厳しくなりました。
この想い、届け!すずめが熱くなる!
Blu-rayで鑑賞。何度見ても面白い。大好きな作品です。
なんといっても声が良い。
原菜乃華さん、最高です。あの絵にぴったり。まさにすずめは彼女しかいない。純粋で熱くて、微笑ましい。おばさんとのやりとりは、涙もんでした。
松村さんもまた良いですね。イスになっても良い男の雰囲気がプンプンでした。
また、脇を固める皆さんが素晴らしい。
染谷さん、伊藤さん、神木さん、皆さん本当に魅せてくれました。
ストーリーも好きですね。
ミミズですか?他の人には見えないけれど、街いっぱいを雲のように覆う怪しい物体。
それを一人の少女が収めるってんだから、ホンッと熱くなります。
そして、最も大事なのが音楽。
「君の名は。」「天気の子」に続くRADWIMPSが音楽を担当したのですが・・・
自分はこれが一番好きです。
前二作は、ミュージックビデオみたいな映画って印象がありました。音楽が前面に出すぎていると言いましょうか。まぁ、名曲も多いのですが。
本作についても、決して音楽が劣ると言うわけではないですが、良い具合で耳に馴染みます。BGMとして盛り上げてくれてます。
エンディングの彼女の声も魅力的でした。
愛媛、神戸、東京、そして東北へと向かうロードムービー的な要素を盛り込みながら、その土地の人たちとの触れあい。いや~、ホント、面白かった。
エンドロールでその人たちとの再開シーンが流れます。これがまた良い。
ホンッと、最初から最後まで見所満載。楽しませてくれる一本です。
災いをもたらす扉を閉めて回る旅、見応えがあった。 「ミミズ」の禍々...
災いをもたらす扉を閉めて回る旅、見応えがあった。
「ミミズ」の禍々しさが圧巻。
それにしても「大臣」はなぜあんなに憎たらしい態度をとっていたのか。
扉の存在を教えていただけなのに。
地震描写あり。
映画の最初にも地震描写があるという注意喚起がある。
地震の警報などがなるので気を付けてほしい。
家族が、みんなで見ようとDVDを借りてきた。
このタイミングで大きな地震がおこってしまった。
返却日が近づき、見ることにした。
もう少し心落ち着いてから見たかった。
不安な時にエンターテイメントを見るというのは複雑ではあるが、
こういった選択肢があるのはありがたいことだと思う。
主人公のすずめという女の子が、無邪気でクリアでかわいい。
重いテーマを盛り上げる役になっている。
ちょっとした謎も最後に伏線回収がある。
面白かったかと言われると、う~んで、たぶん自分の好みではなかった。
俺が行くからと言いながら結局助けられてる姿はちょっと憧れなかった。
なんか怖かったり情けなかったりして、すずめ以外のキャラを愛すことができなかった。
感情揺さぶられるものは「地震描写怖い」以外、とくになかった。
君の名はも天気の子も自分にとってはう~ん??だったのでやっぱり個人の好みの問題なんだと思う。
子供の感想は、「思っていたより闇が深い作品だった」そうです。
戸締まりは忘れずに‼️
地上にある、災いをもたらす "扉"‼️その扉から出ようとするミミズと呼ばれる災いを阻止するため、扉を閉める家業があるというファンタジーならではの設定‼️人間はもちろん、重要なカギを握る "白猫" や人間が姿を変えられてしまった "椅子" などのキャラクターも魅力的‼️椅子が一生懸命走る姿がどこか可愛い‼️そしてミミズがモンスターのようになって、凄まじい災害をもたらすスペクタクル描写‼️ちょっと「もののけ姫」っぽいですが‼️加えて日本人が忘れることの出来ない "3·11" までも絡め、母と娘、叔母と姪の愛情を踏まえたヒロインの成長物語としても上手く出来ており、老若男女に響く作品だなと思います‼️まぁ色々と元ネタはあるかもしれませんが、オリジナルの脚本を書き、手堅い演出をする新海誠監督の手腕は素晴らしい‼️次回作が楽しみですね‼️すずめと草太の未来はもちろん、染谷将太扮する岡部稔のすずめの叔母・環への想いは成就するのでしょうか⁉️
イケメン男への思い入れ
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女子高生のすずめが登校中、一人の男に会う。
このあたりで廃墟はある?と聞かれ、教える。
でふと気になって、すぐに自分もそこへ行ってみる。
そこにはどこでもドアみたいなのがあった。
近くに変な封印石があり、地面から引き抜くと猫になった。
そしてどこかへ走り去ってしまった。
その後、ドアから黒いものが天に向かって生えて来た。
であの男が必死でドアを閉じようとした。すずめも手伝う。
そして何とか閉じて鍵をかけた。
男によると、血の底にはミミズという物の怪?がいるらしい。
それが戸から出て来て空に上がり、地上に落ちると地震になる。
日本中にそんな戸があり、ミミズが時々出て来るらしい。
それを閉じるのが先祖代々、その男の仕事らしい。
やがて上記猫が現れ、男を椅子に変えてしまう。
すずめは椅子と共に猫を追い、宇和島、神戸で戸を閉める。
そして東京へ。そこで巨大なミミズが出現。
これを収めるために、椅子(男)が封印石となった。
それを雀がミミズに刺し、何とか収める。
男を好きになってたすずめは、男の爺さんに会いに行く。
で、自分が少女時代に誤って戸をくぐったことを知る。
その戸からならミミズの世界に行けるとの話。
ということで故郷の東北へ。そこへ猫も来て、一緒に行った。
で戸を見つけてミミズの世界へ行き、封印石(男)を抜く。
すずめは男を助け、自分が封印石になるつもりだった。
でも猫が自ら再度石になってくれて、それで封印できた。
こうして男は現世に戻って来られた。
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うーん・・・・・・。
率直に言って、確かに面白い。いい映画だと思う。
でも爆発的ヒットするほどか?ってのは少し思ったな。
すずめは自分の気持ちに従って行動できる、魅力的な女の子。
多少ムチャはするが、若い頃はそれくらいの方がいい。
最後までそれが一貫してたし、そこは感情移入できる。
でも、え?って思ったのが、自分が封印石になるとか言い出す所。
何で??男は確かに優しく魅力的だったとは思う。
でも会って間もない関係で、自分の人生を捨ててまで助けるか??
そんなことまずないし、そこで急に猫が自ら石になるってのも、
あまりにも都合が良過ぎというか、話にムリがないかい?
それにこの男は偶然イケメンやったわけやけど、
もしあれが平凡な顔だったら、この話ってどうなんの?
すずめがあそこまで行動するとは思えないんですけどw
つまりこれは、顔が格好いい男が女子高生から惚れられ、
それによって命を救われ、人生を取り戻す話。ってことになる。
何かそう考えたら、低俗やな~ってちょっと冷めるわw
大事なことをずっと心に刻んでおける映画
3.11の震災を地元で経験した友人と見た。
友人は映像を見ただけで地元のことだと分かったそう。
映画終わりには泣いていた。
私はこの映画を通して、震災時に東北から離れたところにいたため、心なしか震災がリアルではなくテレビの中での出来事のように思えていたことに気付かされた。
大事なことは忘れてはならないし、日本は地震大国とも言われてるくらいこれからも地震はなくならないと思うので、みんなで助け合えるようにしたい。
映像、音楽、ストーリー、何もかも美しくて世界に発信したい映画だった。
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