すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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ストレートに感情を揺さぶる感動作
自分にとっては「天気の子」より低評価
本作は少し物足りないような作品だったと思います。
本作の低評価の理由
・少々ストーリーの展開が早くあんまり理解しづらいシーンがありました。
・確かに感動できるシーンは何箇所かあったような気がしますが前作の作品より感動できるシーンがなかった。
登場人物や新海誠ワールドはとても素晴らしかった作品だと思います。
自分は
「君の名は」3回
「天気の子」10回
と複数回見に劇場に足を運びました。ですが本作は半年位にもう一回見る位でいいかなと言うような作品でした。
前作は自分にとっては今まで生きてきた中で1・2位の作品でした。新海誠監督作品は公開日からDVD発売まで1年ぐらいあり自分では公開日に見に行ってから何かトラウマになってしまったのかもう毎日見に行きたくてしょうがないような気持ちになり複数見に足を運びました。
ですが本作はそういった感情にはなりませんでした。
声優や音楽は最高でした。新海誠監督は本当に選択がすごくうまいと思います!
現実よりもとても美しい新海誠ワールドは最高でした!
自分は新海誠監督作品大好きと言う感情で評価させて貰いました。ですが感じ方には個人差がありますのでやっぱり1度は見た方が良い作品かと思います。
ネタバレに注意!
地震をファンタジーに描いた作品
嘘だと言ってよ監督
私は細田守監督作品は初期から観ているし、ファンである自覚はある。
それでも今作は悲しくも擁護のしようがない。
はっきりと駄作と思います。
下記にその理由を記載します。
①主人公の言動に対する一般人の反応が不自然すぎる
今作では、地震の原因が主人公と相棒には可視化される設定で話が進んでいる。
周囲はその地震の原因が見えていないのだから、主人公の言動を訝しむ事になる。
だが、この周囲の反応があまりに軽すぎる。
それ故没入感を持てない。
子供椅子を持ち歩いて家出をする高校2年生が血相を変えて九州から東京へ向かう中で、「そうはならんやろ」と思う事だらけだ。
目撃者多数の中で、東京上空に女子高生を身一つで滑空させないでください。
最後は見ず知らずの大学生と女子高生とその叔母で東北旅行とはこれいかに。
展開を詰め込みすぎていて、少ないセリフで状況を説明しようとするシーンが多いのも気になった。
②猫。
序盤は気まぐれで根源的邪悪として働いていた猫が、終盤は寝返って主人公に感謝されるのは意味不明すぎる。
猫のせいで男は囚われてしまった訳であり、最終的にその解放を猫が手伝ったとて、無罪放免とは言えないでしょう。
しかもその過程で100万単位の人命を危機に晒している相手に「ありがとう」は正直ありえねぇです。
この点が納得感無さすぎて本筋に集中できない。
猫が主人公の直向きな思いに感化されたのはわかります。
それでも私はこれが動機として十分とは思えない。
③大学四年生と高校2年生の恋愛話は無い。
せめてもう少し近い年齢には出来なかったですか。
18と20歳ならまだ納得して見れました。
せめて人間愛として帰着させてもらえたらその方がいくらよかったか。
上記3点が主な感想です。
新海誠監督らしく、田舎も都会もその情景は非常に美しいアートワークでした。
それに免じて星を一つ半つけました。
個人的には非常にガッカリです。
設定は必ずしもファンタジーでなくて良いのです。
新海監督の描く、人物同士の精神の触れ合いからくる静かな美しさを私は観たい。
次回作が同じライン上にいない事を祈ります。
どうか。
日本縦断、緊急地震速報!
話題の新海誠の新作品、地元のシネコンでは、3つのスクリーンをフル稼働で、一日に15本も上映。夕方からの上映を観ましたが、そこそこ観客もいましたし、暫くは観客動員も、『ワンピース』に替わって、1位は揺るぎないんでしょうね。
物語は、主人公の女子高校生・岩戸鈴芽が、閉じ師の宗像草太と共に、不思議な別世界で、禍いを封じ込めようとするファンタジー・アドベンチャー。最初から息をもつかせぬ、迫力あるシーンの連続で、見る者を魅了する。
本作のモチーフは、日本各地に自然災害の恐ろしさを突き付けてきた地震。地震を引き起こす莫大なエネルギーを、おどろおどろしくうねり回る巨大な竜の如く描いている。そして、それを封じようと、日本を縦断しながら、草太と鈴芽が地震のエネルギーが噴出される『後ろ戸』となる扉を、戸締りしていくストーリー。その根底には、あの東日本大震災の悪夢が流れている。
また、そうした展開の中で、母を亡くし、叔母に育てられた鈴芽が、自分なりの道を、自分で歩み始めようとする成長の姿と共に、草太との淡く切ないラブ・ストーリーも描かれている。
映像美という点では、新海作品のこれまでの作品同様に、実写以上のリアルさと美しさは、相変わらず。都会や地方の街の風景、水、光と影の描き方などは、細部にわたるまで緻密に計算尽くされた描写に息を呑む。
物語の中で流れる挿入歌は、自分の世代にはドンピシャの70〜80年代の懐かしい曲はかり。これは新海誠の好みなのか…?(笑)
そして、声優陣も、なかなか素晴らしい。主人公の鈴芽には、『真犯人フラグ』の娘役を演じた原菜乃華が大抜擢されたが、確かに納得の声優ぶりだった。やや、張り切り過ぎの感じもしたが、鈴芽のキャラとしては、よかったと思う。また、草太役の松村北斗は、響く爽やかな声で、声優としても十分に素晴らしいものがあると感じた。そして、脇を深津絵里、神木隆之介、染谷将太、伊藤沙里等、豪華な俳優陣が務めており、主役の2人を引き立てていた。
但し、展開的には、最初から最後までずっとハイテンションでクライマックスの連続のため、物語の起承転結が薄く、正直、観終わった後、ドッと疲れを感じた。一緒に観た息子も同じ感想を漏らしていた。(笑)
もう少し息つくシーンも織り交ぜながら、段々とクライマックスに向かうような展開の方が、より感動的なラストになると感じた。その点で、個人的には『君の名は』を超えることはできなかったように思う。
東京要素は薄め
ある種定番になりつつあるドタバタロードムービー。悪いヒトは出てこない優しい世界。映像は魅力的だし迫力もそれなりにあるのに、こういう感想が出てきてしまうのは何故だろうか。
あの震災が鍵なので、どうしても来るものはあるけれど、それ故か、全体のトーンとのズレというか、違和感を覚える。田中将賀さんの絵が動くのは好きだからまあいいのだけど。
良かったです。
ダイジン、なんだ…いいやつなんじゃん。
閉じ師カッコいい。
誰にも何にも知られず密かに街を、命を救うヒーロー。かっこいい。
良い映画でした。眠くならなかった。
椅子の脚が一本ないのがキーポイントかと思ったけどそんな事はなかったようで…
新海誠監督がロリコンとか言われてる訳が分かりません。
くちかみざけが槍玉に挙げられているけどくちかみざけは未来と過去の三葉と瀧くんを繋ぐ大切な役割だったと思うけどもしかして私が勘違いしてるのかな。
おじさん、おばさんが主人公とか誰がみたいんですかね。私は可愛い女の子が主人公の映画が見たいです。
新海誠監督には、また新しい映画を作ってもらいたいです。
絶対見に行きます。
賛否両論あるよね
本編を通して3.11震災を意識してるので、やはり被災者にとってはトラウマであるだろうし、批判的な意見があるのも納得する。
ただ、その批判を覚悟してナイーブな問題に切り込み、一つの物語として昇華させてたのは良かった。
しかし、主人公のスズメにはイマイチ感情移入できないままであった。たまたま顔がタイプなだけで、会ってから間もないソウタのために命知らずな行動をしたり、ソウタのいない世界が耐えられないというセリフがあったりと、そこまで執着するまでの理由が分からないままだった。また、いきなりの左大臣の登場や、急な祖母の暴言等、別にそのシーンいらないだろって所もいくつかあり、モヤモヤが残ったままになってしまった。
竜とそばかすの姫を思い出した
素晴らしいからこその“もう少し”と、鑑賞に対しての注意点
新海誠作品史上、最も壮大な物語。
人とのめぐり逢いと優しさ、切なくも暖かい感情を感じさせてくれます。
映像の美しさはもう圧巻レベル✨
日本の美しいアニメーションといえば京都アニメーション、スタジオジブリ等思い浮かべますが、間違いなくコミックス・ウェーブはここに加わる3本の指の地位を確立した気がします。
「君の名は。」もそのタイトルの意味が深かったですが、この作品も非常に深い。
しかしストーリーは意外とシンプルなので、すんなりと入り込めました。
それでいて伏線を拾って最後に驚きを持ってくる所は流石です。
全体の流れとしては余計なシーンはほとんど無く、物語のテンポが早い。
それを良しとするか悪しとするのか🤔
個人的には2時間半くらいに延ばしてでも、前後を含めた細かい所の内容をもう少し描いてほしかったなと感じました。
(面白いからこそ、“もっと”という欲なのかもしれませんが…)
ちなみに私はIMAXで鑑賞したのですが、その違いは映像の鮮やかさと音の迫力のみですので、正直通常シアターでも良かったかなという印象。
映像美と音の拘りだけだったら、Dolbyシネマの方が合っていたのかもしれませんね。
とはいえ新海監督の最高傑作との呼び声も高い今作。
私としても一番好きな作品になった事は確かです😊👍
そして最後に知る事でしょう。
「行ってきます。」
その言葉の意味を🔑
⚠️それと大事な事を1つ⚠️
この作品には東日本大震災を連想させるシーンが数多く登場します。
苦手な方はご鑑賞に対して十分ご注意下さいますよう、お願い申し上げますm(_ _)m
#すずめの戸締まり
#すずめ行ってきます
#すずめ行ってきました
ダイジンの気持ちわかる気がする
簡単なあらすじとしては
世の中の災い?を鎮める閉じ師の青年草太と出会うことで主人公鈴芽(すずめ)が不思議な出来事や自分の過去と向き合う?お話といったらよいのだろうか
とても面白かった
でもすずめがあまりにストレート過ぎて少し恥ずかしかったりキッツ〜と思う場面も多々ありました(笑)
本作には想いを素直に伝え合う事の素晴らしさみたいな事が描かれているのかなと思ったのだけれど私には『役目を押し付けられた人間の辛さ』みたいなものを感じとってしまった
とっても可愛いダイジンなんだけどお客のヒートを買う役割を担っている
元々は災いを鎮める要石の役割をしており、それをすずめが解いちゃうところからお話が進むんだけど閉じ師である草太はダイジンに要石に戻れと強要する。なぜなら大地震がおこるから
でも自分が要石になれって言われたらイヤだよね…
自分語りで申し訳ないけどきのこは自分の意思ではどうにもならない仕事をしています。仕事のために自分の予定を変更するのは当たり前。代理をたてないと町から出ることもできない。正直泣きたくなることもあるけど自分で選んだ仕事だから納得はしてるの。
ダイジンは納得して要石になったのかぁ
もしそうだったとしても逃げるチャンスがあったら逃げてもしょうがないと思う。草太はダイジンを要石に戻そうと追いかけるけどでも自分がやるのはイヤでしょ?
草太がダイジンの気持ち少しでも理解してると嬉しいです
お気に入りは断然芹澤!!
あそこまで酷い扱い受けといて尚あの爽やかさは良い
と思いました(笑)
気になるポイント
3.11も扉が開いた事が原因だったのかな?そして閉じ師だった草太の父は亡くなり祖父さんは身体を壊した
もしそうなら閉じ師も悲しい宿命だなと思いました
ジブリ作品ぽいかな
新海誠監督というよりは、全体的にジブリ作品のような感じがしました。
チョットそこが残念な気がしました。
あとチョットなんで?というシーンからがチョイチョイありました。
作中ミミズが出没する扉は、学校の玄関の扉だったり、観覧車の扉だったりと実在する扉でしたが、1番最初の鈴芽が開けた扉だけ真ん中にポツンと「どこでもドア」のようなドアなんだろう?
ダイジンと呼ばれる要石だった猫は何故、草太を自分の身代わりにしたのか?草太を身代わりにした後、鈴芽を扉に導いていたのか?(自分が要石で守っていたのではダメだったのか?)
左大臣という大きな黒猫は何故要石から戻ったのか?誰が戻したのか?どうやって戻したのか?
東北では、左大臣がミミズとガチで戦っていたが、若干押され気味だったので、要石のままの方が良かったのでは?
あと主題歌が確か草太のアパートのシーン(間違ってたらごめんなさい)でノリの良い曲と重なって流れましたが、ここで主題歌?と思ってしまいました。
これは私の個人的な好みですが、最後の鈴芽と草太でミミズに要石を差し込む激しいシーンんで「ル、ルール♫」を使って欲しかったです。
鬼滅の刃の神回と言われる、那田蜘蛛山の最後のシーンのような、激しい戦いのなか静かな曲(炭治郎の歌)に震えました。
PS 多くのコメントに震災に対しての事が書かれてますが、個人的に映画の評価と被災者への配慮は別かなぁと思います。
川村元気に去勢された新海誠がひり出した凡作
新海誠の作るアニメは、こんな無難で平凡なものではなかっただろう??
確かに、新海誠のことは好きじゃなかったよ。描かれる電波じみた恋愛劇はどれも変にこじらせて気色が悪く、作品の構成もただ自分が思うエモいシーンに落とし込む為に脚本を作るような強引さがあって、浅い教養で語られる浅い文化的な設定が空寒く、サブカルぶった界隈の信者にチヤホヤされてる作品は常々気持ち悪いと思っていた。でも一本しっかり芯が通った変態性を、確かに持っていた数少ないアニメーション監督だったはずだ。
全体通して際立った新鮮な感動もなければ、新海独特の気色悪さやそれに伴う強引極まりない展開も更に低減してしまい、誰にでも理解ができる(=わかりやすい、ではなく、行間を読む必要もなければ深いメッセージもなく既視感に塗れている)凡百の夏休みアニメになってしまった。
微妙な違和感やテキトーさは感じるものの、それらは作品の本筋を歪めるほどの破綻ではなく、盛り上がりどころもないままにフツーに観れてフツーのままに終わった毒にも薬にもならないようなこのアニメが、牙とタマを抜かれた新海誠の到達点だとすればあまりに哀しいことではなかろうか?
ひとつ新鮮でエモい描写があったとすればすずめの育ての親である40歳行き遅れ叔母さんの存在であり、カネの話もサラっと引き合いに出しながら本音を吐露するサービスエリアのシーンの妙な生々しさは他の作品に類を見ない。すずめとの微妙な関係性を無理やり美しくまとめることもなくなあなあに処理したそれも、また絶妙なリアリティを伴っている。
他に褒めるところがあるとすれば、相変わらず空を描くのが上手いことくらいだろう。(もうこれはスタジオの新海フォロワーがやってるだけなんだろうが)
一目惚れして会ってたかだか数日(しかもそのうちの大半は子供用の椅子の姿)の大した体験も共有してない男のために「命を捨てられる」「草太のいない人生が怖い」とのたまう女子高生の言葉には美しさもいじらしさも一切感じず、ただ浅慮なのかイカレなのかとしか思えないのだが、しかしボーイミーツガールが大好きなマジョリティの日本の大衆にとってはごく自然に受け入れられる美談なのだろう。自分には到底理解し難いが、それはただ単に自分の恋愛に関する感性が鈍いだけなのだ。
他にも飛び越す必要のない警告板を無駄に飛び越えたり、たいした動機も無しになんの躊躇もなくローファーで廃墟の水たまりに足を突っ込んだり、ミミズ封じの場所移動がママチャリでワープしてるようにしか見えなかったり、たった1日で「ショーグン」が共通言語としてSNSでバズるわけなかったり、扉を閉じる伝統職業の存在の説得力がガバガバだったり(教師やっててこんなクソ重要な副業はできねえだろ)、小骨が引っ掛かるような雑な設定や演出は挙げだすとキリがないのだが、前述の通りそれが作品自体を破綻させるほどのものではない。ただ観てて快適かと言われると決してそうではない。
こんな空の色が綺麗なこと以外は何もない凡作アニメーションの中に「ねえ、日本のみなさん。僕が宮崎駿の後継者でいいですよね?」と言わんばかりにジブリへの言及がセンスなく散りばめれてるのは大変に浅ましい。(でもちょっとだけ可愛い)
日本を代表するアニメーション監督になるのであれば、他の偉大な先駆者がそうであったように、変態性を失ってはならない。
資本主義社会において興行収入と利益こそが作品の価値を定義するのならば川村元気が史上最高のプロデューサーなんだろうが、おれは決して認めない。次の作品では、おれが嫌いだったあの気持ち悪い新海誠の逆襲があることを期待している。
その他細かい感想
・(陰キャが安易に描いたような)チャラメガネの大学生出す意味あったのだろうか。神木隆之介使いたかったからだろうか
・大して重要じゃなくてどうでもいい設定を敢えて投げっぱなしにすることでSNSで考察を盛り上げようとでもしてるのだろうか?
タイトルなし(ネタバレ)
ジブリの諸映画を暗示させるものが多いですが、隠してるわけじゃないのでリスペクトとして見ました。
宮城県民ですが、11年経っても素材として震災取り上げられるとちょっと苦しくなることもある自分に驚きつつ、素直に新海ワールドらしいよい映画だったと思いました。
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