「「東日本大震災犠牲者」に捧ぐ。」すずめの戸締まり 孔明さんの映画レビュー(感想・評価)
「東日本大震災犠牲者」に捧ぐ。
クリックして本文を読む
新海監督最新作品。
宮崎県で暮らす女子高生がある日、化物を封印することを生業としている一族の青年と出会い、協力して化物を封じることができた・・・・と思ったのだが、ネコに青年は椅子にされてしまい、元に戻る為にネコを追って日本中を「椅子に変わった青年」と共に珍道中を繰り広げることになる。
舞台が海の近い九州の宮崎から四国へ渡り、長閑な風景を歩きながらやがて瀬戸大橋を渡って都会の神戸へと目まぐるしく移り変わる。道中出会う人たちが主人公たちを助けてくれるなどして、やがてネコを追う旅は東京から東北へと移動する。
主人公が10年前に起きた東北の大震災の被災者であり、その事が大きなポイントになってくる。
物語自体が「主人公の里帰り」という大きな意味合いを持ち、それは避けては通れない「自身の過去との対峙」というテーマへと繋がり、それを乗り越えることで少女は大きな成長を果たすのである。
新海監督作品史上でも指折りの「移動距離」で、普通の女子高生が椅子を抱えて一人旅できる距離ではありません!正に「珍道中」ですが、面白さでは同時期公開の「かがみの孤城」に一歩劣った印象です。
コメントする
