「災害・家族愛・心をキーにした社会問題をも考える作品」すずめの戸締まり ひまわりさんの映画レビュー(感想・評価)
災害・家族愛・心をキーにした社会問題をも考える作品
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1人の少女すずめは九州に住む女子高生。ある日、すれ違ったイケメン閉じ師の草太と道ですれ違い地域に廃墟は無いか尋ねられる。イケメンが気になり、廃墟を訪れるすずめは扉をきっかけに別世界である悪の世界が見える様になる。動物が言葉を話し、一見、敵に見えた猫はいずれすずめを支え、すずめの為に命をかける。一方、すずめはイケメンと共に日本各地の悪を閉じる為に危険な旅をする。
すずめの両親がいない、叔母の存在。
九州から始まったすずめの旅は、実は、過去幼い記憶までも戻り、大切な宝から3.11の日記を見つける。
岩手や宮城、福島出身者は気持ちを持ち、3.11の整理がついた方だけ観る事をおすすめします。
私は地元でしたが、情景が思い出され、涙が出てきました。新海さんや甘島さんの絵や作品を描く素晴らしさや魅力は、若年層の教育資料として、適していると感じました。
忘れてはいけない東日本大震災、そして、幼心をアニメで広い年齢層へのメッセージを秘めた素晴らしい作品で描き、愛や日本人に大切な相手を思いやるまっすぐな心を形にしていると思います。
個人的には、旅するシーンで民宿の家庭的な魚料理とお膳がホッと感じました。
お茶の水駅周辺の描きも魅力です。
ぜひゆっくりご覧頂きたい作品です。
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