「繰り返し観ていきたい」すずめの戸締まり ももえもんさんの映画レビュー(感想・評価)
繰り返し観ていきたい
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映画館でリアルタイムで観ました。
だいぶ長く上映されていて、それでも最後とあたりで観たような、、。
劇場で衝撃を受けたのを覚えています。あの緊急地震速報の音楽、、怖かった、、。
最初の「起」のターン、タイトルテロップと挿入歌のタイミングが完璧で鳥肌が立ちました。
私は震災当時地震に遭遇しない地にいましたが、この映画を怖いと思いました。少しでも経験のある人であれば、この映画は観れない人もいるのではと思ったほどです。
震災当時を知る人でも、地震に遭遇していなければ記憶から薄れて、震災を経験していない人と同様の感覚になるでしょう。記憶を忘れないように、このように誰もが知る新海監督が映画にしたことは重要なことと思いましたし、直接的な地震の表現を取り入れたことに意志を感じました。
右大臣の「たくさんの人が死んじゃうね」という言葉はいつ聞いてもゾッとします。。
すずめのスケッチブックが、震災日以降真っ黒になっていたのも言葉に表せない悲しさと怖さがありました。
物語の終盤、「あなたはこれからも誰かを大好きになるし、あなたを大好きになってくれる誰かとも、たくさん出会う。今は真っ暗闇に思えるかもしれないけど、いつか必ず朝が来る。」
映画を観た当時の私はこの言葉に光を感じました。
人生いろんなことがあって、辛いなと思うことも苦しいこともたくさんあります。根拠はなくても、信じて前向きに生きる力をこの映画からもらった気がします。
その記憶だけ鮮明に残っていて、久しぶりに今回観ました。やっぱり素敵な映画でした。
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