「地震が人の行動で左右できるように描いてほしくなかった」すずめの戸締まり 963k_kurosukeさんの映画レビュー(感想・評価)
地震が人の行動で左右できるように描いてほしくなかった
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映像や音楽は素敵でした。
でも地震が誰かの行動でどうにかできるものとしてほしくなかった。
異世界などのファンタジーならともかく、現実に起きた震災を連想させるならなぜこの描き方にしたのか。
以前、気仙沼の資料館で震災の映像にショックを受けて泣いてしまったときに、現地に住む被災者の方に「3.11は通過点だから、私たちはちゃんと進んでいるんだから泣かなくてもいいんだよ」と慰めていただいたことがあった。
こうして現実を生き抜いている人たちのことが頭をはなれず、個人的な気持ちや行動で大災害が起きるかどうかの瀬戸際になるストーリーがどうしても受け入れられなかった。監督の他の作品は好きだったので残念です。
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