「中盤からの詰めの甘さを感じる」すずめの戸締まり waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
中盤からの詰めの甘さを感じる
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九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、古ぼけた扉。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる、というストーリー。
君の名はや天気の子より個人的には好み。前2作は雰囲気重視で感情が描かれてない部分が多かったが、だいぶSF寄りの作品となってすっと入ってくるようになった。…中盤までは。
新海作品で常に引っかかるのはどこで彼、彼女達はお互いを好きになったのかという点である。新海監督の頭の中では年頃の男女が一定の日数ともに過ごすと好きになるのだろうか??しかも命をかけられるほど。
また、すべての元凶はどう考えてもすずめである。不用意に要石を抜かなければ誰にも迷惑はかからなかっただろう。なので感情移入がかなり弱くなってしまう。
サダイジンの登場や、たまきさんの感情の吐露も非常に急であのシーンは浮いて見える。
やっぱり新海作品は相性が悪いようだ。
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