「前に進むその意思を詰めた映画」すずめの戸締まり なおさんの映画レビュー(感想・評価)
前に進むその意思を詰めた映画
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新海誠作品が好きなのですが。
前作は本田翼が世界を壊したので、今回はそう言う事がなく先ず安心しました。
だがヒットする作品では無い。
今作、ヒットする作品を作ってはいなさそう…
ストーリーは良かった。現世、常世、ミミズ、要石、廃墟。ジブリ風なイメージを再び取り入れた作品。現実的なリアルな映像とSF映像の混ざりに混ざり、どちらも存在する不思議な世界観となっている。椅子が飛ぶのはコメディーだよね。暗い物語だからコメディー要素も入れてるって事??新海さーん。どうしちゃったよ。
ソウタ役の人の声が聞いてて辛かった。初めは耐えられたが耳元で大音量で喋ってるみたいに圧が強く声から優しさとか無いから最後にかけてのソウタ君への感情移入は不可能でした。
ソウタ役の方がキャラクターに対してクールなのか熱血なのか女々しいのかイメージの纏まりが無く、つまるところ下手でした。
ですが声優初挑戦との事。これからもっと成長してほしいですね。
ソウタ君の家からスズメが出発する所のBGMの入りかた変なタイミングでかかり始める。
今作の特徴としては、最初からピークを持ってきて観客の心を飽きさせないのは良いんですが、緩いシーンなどでも忙しく描かれていたので一辺倒になりがちだなぁと。
RADの曲や映像美は素晴しいものの、今回は引き立て役でもメインでもなく。良くも悪くも心には響きませんでした。
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