「本筋より芹澤」すずめの戸締まり kame-pukupukuさんの映画レビュー(感想・評価)
本筋より芹澤
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映画館にて鑑賞しました。
新海誠監督の作品を全て見てきたわけではないですが、自分が見た監督作品の中では一番「アニメ」しているな、と感じました。
自分の中は新海監督にはリアル路線が多いイメージを持っていますが、主人公が閉じ師の手伝いをする経緯などは、悪い意味でアニメだなぁ、と思いました。逆にミミズが地震を引き起こすという設定はいい意味でアニメだな、と感じました。要石だった猫のダイジンの行動原理は自分としてはよく分からなかったです。
新海監督は生活感やその空気を描くのが上手なんだな、と思いました。スマホアプリがストーリーの中で何回も出てくる場面などは、生活が映像の中に落とし込まれているように感じ、こういった監督のセンスは好きだなぁ、と思います。
正直、本筋のストーリー部分よりも、移動している時間のシーンの方が楽しく見れました。この作品の中で芹澤が一番好きなキャラクターですね笑。
また、なぜか不思議とスタジオジブリ感を感じる瞬間がありました。(自分的にはすずめと環が自転車で走るシーンや、ルミさんの車に乗っているシーン。)
新海監督には、一度喜劇的な作品やコメディ作品を作ってみてほしいな、と思いました。
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