「残念ながら、「君の名は」を越える作品ではない💧」すずめの戸締まり hideさんの映画レビュー(感想・評価)
残念ながら、「君の名は」を越える作品ではない💧
上映終了後、後ろの席で何人かの「良かった!」と言う声が聞こえた。
でも、「君の名は」を越える作品ではない。映像は相変わらず美しいが、内容をもっと吟味し洗練したものにしないと飽〈あ〉きられるような気がする。
今回も女子高生の恋愛作品だが、「天気の子」では大雨などの異常気象、「すずめの戸締まり」では地震をキーにしながら、女子高生が織り成す勇気と恋愛を扱っていた。
新海監督は、少し女子高生を中心とした恋愛へのこだわりが強いのではないか?
それよりむしろ、異常気象や地震を中心にすえて、勇気や信頼、友情へと広げていった方が、作品に広がりが出てくるような気がする。
恋愛に絞りたかったら、「君の名は」のように、恋愛だけに集中した作品にした方がいいように思う。
生意気な言い方かもしれないが、「天気の子」も「すずめの戸締まり」も中途半端ゆえに、作品の良さが出しきれてないのではないか?
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