「ダイジンが好きすぎる」すずめの戸締まり あかねさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイジンが好きすぎる
念願の新海誠監督の最新作
全作品を鑑賞している大ファン
ネタバレなしで見に行き、大正解
まず、キャスティングがよかった。
少し草太さんの演技が気になったけど本田翼よりはマシだった。(超上から目線ですみません)
RADの挿入歌が少ないのも良かった。
天気の子は音楽が多すぎると言う印象だった。
今回は車内の懐かしい音楽も大好きなものばかりで、芹澤のキャラも大好き!笑
キャラクターで言えば、ダイジンが何より可愛い!!!大好き!!!
私はあんなに可愛いダイジンに何されようと嫌いになれない...笑
ダイジンがすずめちゃんに嫌い?と聞いて激痩せしちゃうシーンなんかめっちゃ泣いた...。
可哀想...。
ダイジンはすずめのことが大好きで遊びたくて構って欲しかっただけなのに...。
ダイジンが開けたか分からないのに...。
芹澤は声優が神木隆之介さんなのに最後に気づいて納得した...最高。
聞いたことあるけど演技がうますぎて、作品に入りすぎて分からなかった。
すずめの声も良かった。
菜乃華さん、とっても可愛い!
ひとつ腑に落ちないのはやっぱり恋について。
一目惚れ?イケメンだから?数日旅しただけでこんなに好きになれる?と少しだけ思った。
私なら草太さんよりダイジンと生きたい。笑
ロードムービーとして、やっぱり日本は優しい国だと思いたい。
いや、日本人って本当に優しい人が多いと思ってるよ私は。
急に宿に泊めてくれたり、服を貸してくれたり、ご飯を作ってくれたり...。
高校生が学校休んでこんなに行きたいところに行けるできるいい時代?になったんだなと。
秒速5センチメートルではあんなに会うのが大変だったのに。
そう思うと今回も会うのが大変というか、そうか、会いに行くまでのストーリーだ。
そして家までの途中の芹澤とすずめの言葉が忘れられない。
生まれた場所、環境で感じることは違って当たり前。
つまり違う考え方や見方もあると...。
環さんの心配性で情緒不安定なのもわかる。
言ってたこともわかる。
惚れたが負けみたいな、愛が強い方が負けというか、連絡全然しないし説明しないすずめが悪いと思うけど、ここは落ち着いて話を聞い何かできないかサポートするべきかと。
最初の地震から始まって大地震を草太さんで止めてから、まさかあの場所へ行くとは思ってなかったし、この題材取り扱って大丈夫?って思いがあった。
この映画を見るのが辛い人もいるんじゃないかなって心配になった。
でも新海誠監督だから許されるのかなと思った。
見る中でジブリ作品を少し思い出した。
これはまた見た時に探したい!
最初は呪文に少し引いたけど、ファンタジー強めだけどリアリティがあって良かった。
最後のシーンなんか大泣き。
メイクめっちゃ崩れた。
パンフレットを読んでわかったけど、最初に日常の自転車とドアを開けるシーンがあって、また最後日常のそのシーンに戻ってくるのは凄いと思った。
椅子もまたループしてって、家に帰って冒頭シーンを見返したときは鳥肌。
本当に凄い。
私は君の名は。よりも良かったと思った。
最初からちりばめられている伏線と細かい設定を知るためにあと何回観に行くのかな?
あと、いきなりソダイジンが出てきてびっくりした笑
私は震災の日を忘れることなんかないけれど常に死と隣り合わせなのを忘れちゃいけない。
朝の行ってきますが最後の言葉になるかもしれない。
些細なことで喧嘩したまま永遠に会えないかもしれない。
大切な人や猫様がいるからまだ死にたくない。
でも災害はいきなりやってくるし止められない。
この意識が薄れた頃に見返したい作品になると思った。
新海誠監督が伝えたい、大事で忘れてはいけないことが伝わった。
そして私が1番この作品を見て共感できる世代だと思った。
次の世代には刺さってくれるだろうか。
重いと思われちゃうのか。
軽く心に響かないかもしれない。
生まれた環境と経験で捉え方が大きく異なる作品かもしれない。