「うーんイマイチ感情移入できない」すずめの戸締まり ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
うーんイマイチ感情移入できない
ストーリー自体良いし作画も良い。
主人公達も良いし周りのサブキャラも良い。
だが…設定がどうにも。
廃墟の扉から謎の赤黒いモクモクが伸びてそれが地面に落ちると大地震という設定がなんとも。
それを防げは地震回避と言うのもなんとも…
なんか納得いかないと言うか何と言うか白けた。
まだ謎の災厄がおとずれるとか人間が本能のまま狂気に走る方が現実感が無くて良かった。
現実的な自然災害でこれは納得いかない。
1000年に一回やってくる彗星の破片が落っこちて
大災害になる方が設定として面白かった。
同じ災害でもはるか彼方にあり足元には無いからな。
そこがどうにも引っかかってしまいせっかくの泣ける感動的なストーリーも微妙になってしまった。
しかも誰に勧めていい映画なのか?作画だけ?
震災にトラウマ抱えている人には勧められない。
震災からの復興映画ならまだしもこれはジャンル的には娯楽映画だ。
それと上映回の途中で退席する人がいた。
まだ半分しかストーリーが進んでいないのにである。
トイレかと思ったが帰って来なかった。
映画が終わって帰る時掃除の人が2人で
途中で気分が悪くなって帰った人がまた出たと
言っていた。神戸の辺りだから阪神淡路大震災を
連想してしまったのか?(そんな描写は無いが)。
ちょっと震災にトラウマ抱えた人が見るには辛い連想をしてしまう映画なのかも知れない。
震災のトラウマは乗り越えるべきだろうが、
主人公は乗り越えたが他の人はどうだろう?
人それぞれだから何とも言えない。
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