「次世代へのエール」すずめの戸締まり エイスケさんの映画レビュー(感想・評価)
次世代へのエール
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総理大臣も、姪の為に一生懸命働いてる人も、漁師さんとして全国に美味い物を届ける事も、様々な事で、それぞれが役割を成してこの世界は回っている。
深海監督が訴えるクリエイターの役割は要石。作る作品によって人々の悲しみや憎しみなどのどうしようもない負のエネルギー(ミミズ)を抑えていると言う事なのだろう。
観客(すずめ)は勝手だ。
自分の都合でかわいいと言ってみたり、あんたなんか観たくもないと言ってきたりする。
だけどその声が、その熱意が猫になって逃げたくもなるクリエイターに再び要石となって次の作品を産む原動力にもなるのである。
作中明言はされていないが、閉じ師は様々な事を経験していきながら最終的には要石になっていくのだろう。
言わば閉じ師は次世代のクリエイター
最後再び大臣が要石になるシーンは
そんな次世代のクリエイター(草太)への深海監督からの
「俺もうちょい頑張るから早く次の奴出てこいよ!」
というエールに感じた。
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