「新海誠は日本を殴りにきている」すずめの戸締まり bando-8さんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠は日本を殴りにきている
地震、コロナ、戦争、いろいろあったけど、新海誠が言ってたように、僕らはなんだかんだで大丈夫だったようにおもう。
天気の子で少女を救った代償に世界が決定的に破壊されても、そんな世界で僕らは元気に生きてきた。
僕らは、だ。
僕ら以外の大丈夫じゃなかった人たちも確実に存在するし、存在していた。
そんな彼らを新海誠は今回、真っ正面から描きにきた。これは、国民的映画監督として油ののりきったいまでしか放てない最高の右ストレートだとおもうのだ。
この映画で成長するのは僕たち観客なのだと、思わずにいられない。
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