「映像が綺麗なだけ。」すずめの戸締まり となかいさんの映画レビュー(感想・評価)
映像が綺麗なだけ。
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正直、今回の作品は題名のような感想しかありません。
地震災害を扱ってる割には、地震アラートくらいしかリアルな描写はなく、挙句の果てに地震の正体はミミズが異世界から出てきて倒れて起きますなんて言われてな、、、って感じでした。
現実とファンタジーが上手く合わせってる感じがしなかったです。
実際に起こった地震を扱っている割には、設定が雑すぎるかなと。
それと、ダイジンの扱いが雑すぎませんか?
要石から解放されてやっと気ままに生活してたのに解放した張本人のすずめから終始ウザがれる始末。
好きな人を助ける為に、ダイジンが要石に戻るという展開には納得いきませんでした。
すずめが、母親の死を受け入れて前に進むという最後でしたがこれも微妙でした。
草太を通じて自分の過去と向き合う展開だったので、母親との思い出のシーンがあまり無く、すずめがどれだけ母親のことを思っているのか感情移入できませんでした。
これまでの「君の名は」「秒速5センチメートル」など、異性を好きになる過程をきちんと描いてた過去作と比べても今回の「すずめの戸締まり」は好きになる過程を雑に描いてる気がしてなりませんでした。
一目惚れから始まり、椅子になっていたといはいえ草太にキスしたり。100歩譲って、すずめが草太のこと好きになっていたとしても、草太がすずめのことを好きになる理由がほんと意味わかりませんでした。
「君の名は」「天気の子」で瀧くんを演じた神木隆之介を中途半端な役でキャスティングしたのも残念でした。
映像は、いつも通りのクオリティーで良かったです。
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