「新海誠の集大成は嘘じゃない」すずめの戸締まり あきさんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠の集大成は嘘じゃない
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ネタバレを目にしてしまう前に、と急いで鑑賞。良かった。泣いた。何で泣いてるのかよくわからないけど泣いた。
「君の名は。」「天気の子」より好きかもしれない。たぶんそれは自分が過去二作の主人公よりもその周囲の大人の方が近い立場だから。これまではどこか感情移入出来ないところがあったけど、今回は主人公の旅を通して廃れていく故郷の今と昔を思ってどうしようもない気持ちになるからだと思う。今や日本全国に後ろ戸がありそうだな、と。
震災から12年が経とうとしてるからこの映画の意味があるように思う。まだ生々しく記憶がある世代もいれば、もはや教科書の中の出来事でしか無い世代もいるし、また同じ世代でも震災当事者とそうで無い人との間にも格差があるわけで劇中の芹澤とすずめの街を見下ろした時のセリフがその象徴だな、と思った。
残念ながらすずめと草太には通過されてしまった地域住みではあるけど、家の近くがワンシーンになってたことに感動したのでまた観に行こうと思う。笑
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